ABSOLUTE LIFE

すてきなものにかこまれ、すてきな音楽をきき、すてきなものをたくさん見ることが、心のビタミン補給です。
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天ぷら食べに行きました。

クリスマスだし、誕生日だし、
やっぱりどこかでお食事したいよね、
ということで、1日遅れで天ぷらを食べに行きました。

クリスマスを1日過ぎただけなのに、
街の雰囲気が、がらっと正月ムードになっていることに違和感を覚えます。
小売業に従事していたときは、売るために必死でしたが、
客観的に見ると、その変わり身の速さに、ぎょっとします。

「天ぷら」という料理の性質上、
ちゃんとおいしいところを選ばなくては大惨事になるので、
いろいろ吟味した結果、ラシックのひさごを予約しておきました。
それなりに評判のよい口コミをみつけられたことと、
場所が便利なのと、お店の雰囲気がよさそうだったので決めた。

予約はジャングルさんにおまかせしたのですが、
彼はきちんと心得ていて、カウンターの席をとっておいてくれました。
よくやった。
ひとつずつ、油からあがった瞬間に差し出されたいじゃないか。
そんなわたしとジャングルさんは、猫舌です。

わたしは軽めのコースを、ジャングルさんは、ふつうのコースをオーダー。
日本酒をなめながらいただきます。

最初の天ぷらは、にんじん。
揚げてくれた職人さんが、
「有機栽培のにんじんですが、何もつけずに召し上がってみてください」
とのこと。
2人でかみついてみると、まるでスイーツのように甘い。
野菜って、本当はこんなに甘いんだね。
衝撃の味。
ふたりとも、一品目から、この職人さんにがっちり心をつかまれてしまう。

天ぷらは、さくさくなのだけれど、同時に、ふわふわでもありました。
おいしい。
いままでにわたしが食べていた天ぷらとは別物でした。
全然油っぽくなくて、すいすい食べられます。
恐ろしいです。

いちばんおいしかったのは、かきあげ!
いちばん最後に出てきましたが、
あっという間にたいらげてしまいました。
おいしかったーー。
あれを食べるためだけでも、また行きたい。

天つゆのほかに、ふつうの塩、抹茶塩、カレー塩が用意されています。
塩は、ほのかに甘みがあって、さらっさらーで、
明らかに家で使っている「食卓塩」とは、全然違う味がした。
とりあえず、全部、つゆと塩と両方で試してみた。
どっちもおいしくて、甲乙つけがたい。

わたしは普段まったく日本酒を飲まないのですが、
天ぷらを食べた後には、すごくおいしく感じられました。
でも、本当になめていただけなので、
たぶん飲んだのは、5ccくらいだと思いますが。

そして、最後にそばで締めます。
天ぷらオンパレードのあとのざるそばは、
さっぱりしていてすごくおいしかった。
そばつゆも、すこしうすめで、あっさりしていて、爽快でした。

まわりのお客さんの年齢層が、けっこう高めだったこともあり、
わたしたちは目立ったようです。
(天ぷらの食べ方も全然知らないし、
 2人して猫舌すぎたせいかもしれないけれど)
天ぷら職人さんからつっこみが入りました。

「昨日はクリスマスはしなかったんですか?」

不思議な質問でしたが、
天ぷら職人さんにしてみれば、
「クリスマスディナーのあと、今日は天ぷら?」
みたいに、わたしたちの行動が不思議だったみたいです。
わたしの「一般論とはちがうクリスマスをする」
というくだらない野望は、この瞬間達成されたのでした。

よく考えてみれば、レストランのクリスマスディナーは、ここぞとばかりに高いし、
周りは若者だらけで、混んでるし、うるさいし、落ち着かない。
けれど、日本食のお店には、若者たちは来ないし、
レストランよりも、はるかにリーズナブルなのだ。

恋人も、日本酒と海の幸のほうが落ち着くみたいで、ご満悦。
それに、カウンターに並んで座っていたので、
お互いだけにしか聞こえないトーンで会話ができたのも、よかった。

クリスマスは和食を推奨します。
来年は、そば屋にしよう。

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