運転の練習。
ゴールデンウィークは、両親がかまってくれるので、
わたしは自動車の運転の練習をしている。
大学生のときに、
「学生時代でないと、免許をとるのは大変だよ、そうだよ」
ということで、自動車学校に通い、一発で合格した。
けれど、わたしのなかで、
「車は男のひとが運転するものであり、
女の人は、助手席に乗せてもらうものである。」
というモットー(?)があるため、まったく車を買う気にならず、
実家に帰ってくるたびに、近所をちょろちょろ走るのみであった。
なので、自動車学校で習ってきたことなんて、
さっぱり忘れてしまったのだ。
こちらは何しろ田舎ですので、地下鉄もなければ、バスも少ない。
車なしで生活するのは「無理」と全員が断言するような街である。
求人広告を見ても、ほとんどに「要普免」とあり、
車の運転は、必須スキルであるようだ。
そこで、母より
「これから毎日運転の練習をしなさい」
ということになり、
母を助手席に乗せて、
ご近所を無意味にうろうろぐるぐるする日々が始まった。
わたしは、カーブを曲がるのがへたで、
一時停止を見落とすなど、確認がとても足りないうえに、駐車もできない。
これ以上ないくらいの絶望的な鈍重さに、自分でもびびった。
いまのわたしの目標は、両親を車で送ったり、お迎えにいったりすることだ。
このささやかな目標を、自分でもけっこう気に入っている。
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