実家に帰ってきたということは、
すきなだけ本を読めるということであります。
今回は、この本を持参してきて、早速カフェで読みました。
 | 枡野 俊明 三笠書房 2013-08-22 売り上げランキング : 1455 |
電車でこの本の広告を見て、タイトルに惹かれました。
年末に買ってパラパラっと読んで、しばらく開いていなかったのですが、
最近、「シンプルに生活する方法」を探したくて、
仏教の教えに興味を持ったので、
今が読むタイミングだな、と思って持ってきました。
この本は、「9割は起こらない」というタイトルですが、
それを説明したものではありません。
心配事は、ほとんどが自分の妄想であって、
それをどんな視点から手放していけばよいのか、
ということが説明されています。
買ったときは、とにかく早く不安を消したかったので、
読んでみて、自分のほしい答えじゃなかったな…、と、すこしがっかり。
でも、今回読んでみると、ほしかった答えはみつかりました。
この本の言いたいことは、一行目に集約されています。
「余計な不安や悩みを抱えないように、
他人の価値観に振り回されないように、
無駄なものをそぎ落として、
限りなくシンプルに生きる」
そうです、わたしは今、とてもシンプルに生きたいのです。
この一文を覚えていたわけではないのですが、
ちゃんと、ベストなタイミングで読むべき本を選んでいたみたい。
いちばん印象に残ったのは、
「人の才能をうらやむ前に、
自分のできる努力をコツコツ続ける習慣を身につける」
ということ。
どうしても、他のひとをうらやましいと思ってばかりいて、
「それに引き換え、わたしには、なんにもないな…」
と思ってしまいます。
でも、うらやましいと思ったら、
何かひとつ、自分のやるべきことをやって、
気分を変えよう、と思うようになりました。
とりあえず、毎日やることを6個つくっているので、
それをコツコツ続けることに集中することにします。
そして、もうひとつ、納得したのは
「流れにまかせる」
ということ。
何もしないというわけではなくて、柔軟に物事に対応していくこと。
ただ必死にもがくだけじゃなくて、
どの流れに乗ればいいか見極めて、ベストな流れを待つのも
賢い選択なのかもしれません。
仏教の教え、日本人なのに、全然知らないことばかりです。
今できることに集中して、
できるだけ余計なことを考えないようにしたいと思います。