ABSOLUTE LIFE

すてきなものにかこまれ、すてきな音楽をきき、すてきなものをたくさん見ることが、心のビタミン補給です。
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バナナ様。

ちょっときたない話になりますが。





妊娠中は、どうしても便秘がちになります。
多くのひとたちが悩まされている模様。

今まで、そんなことで悩んだことがなかったのですが、
ついに、わたしも人並みに悩むことになりました。

4日目に突入すると、さすがに苦しくなってきます。
でも、出そうな気配がまったくない。
どうしよう。

トイレに30分以上こもったりもしましたが、
まったくだめ。
これ以上ふんばったら尻がさける、と思って断念した。

出ないということは、これほどまでに苦しいことなのか。
さて、いったいどうしたものか。


とりあえず、腸を整えるなら、ヨーグルトかな、
とおもって、ヨーグルトを毎日食べることにしてみる。
以前は毎日食べていたのに、
妊娠後は、まったく食べたくなくなっていた。

いっぱい食べてみたものの、事態が動く気配ナシ。
がっかり。
ヨーグルトは、効果の出るひとと、そうじゃないひとがいるらしい。

そこで、バナナを食べてみることにした。
バナナも以前は毎朝食べていたのに、
妊娠後は、まったく食べたくなくなっていたもの。
朝ごはんのときと、小腹がへったときに食べ、
毎日1、2本食べた。
ヨーグルトもなんとなくそのまま食べ続けた。

すると、以前の悩みはどこへやら。
すっきり毎日快調になったのです!
バナナの力、恐るべし!

もともと青いかためのバナナがすきで、
青いのを選んで買っていたのですが、
この「青いバナナ」というのが、便秘解消に効果があるらしい。

それ以来、バナナとヨーグルトを家に常備してあります。
それでもだめなら、オリゴ糖も効くらしいので、
ヨーグルトに混ぜたりして食べてみようかなと思っています。

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表参道にて。

わたしが尊敬しているマダムTさんに会うため、表参道へでかけた。

このひとには、本当にお世話になっている。
わたしが苦しいと思っているタイミングで、
メールをくれたり、手紙をくれたりする。

いろんな勉強をされている方で、
どうやら人のことがいろいろとわかるらしい。
それが本当なのかどうなのか、よくわからないけれども、
ともかく、わたしが必要とするタイミングで、必要とする言葉をくれるので、
わたしはマダムTさんのことを、とても尊敬している。


マダムTさんが連れて行ってくれたのは、
ニコライ・バーグマンというお花屋さんのカフェ
ものすごーくすてきで、わたしは大興奮。
色使いがかっこよすぎる。
こんなお花をもらったら、わたしは一発でそのひとのことをすきになるでしょう。

緑たっぷりの雰囲気の中で、
カフェラテと、フルーツサラダをいただきました。
至福のひとときでした。




その後、表参道のまわりのおしゃれな子供服ショップを案内してもらった。
プチバトーのベビー服のかわいさにときめいた。
ここのベビーグッズは、本当にかわいいよー。
シンプルで、肌触りがよくって、わたしが着たいくらいだわ。
ここを見て、ほんのちょびっとだけ、出産後がたのしみになった。


マダムTさんとわかれたあと、
まい泉にとんかつ食べに行きました。
箸で切れるほどのやわらかいとんかつ、だそうで。
ちょっと期待してたんですが、期待以上のおいしさでした。
こってりしてなくて、さっくさくで、やわらかーーい。
今まで食べたとんかつとは、食感が全然ちがってました。
ぺろりとたいらげてしまいました。おいしかった。


うー、早く立派になって、マダムに恩返しをしなくては。
子連れでも、優雅に表参道に来られるようになりたいなあ。
がんばろう。

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Tunein Radio

移動中、作業中は、いつもradikoでInterFMをきいてます。

でも、帰宅途中や、ばんごはんを作っているあいだは、
ロックな番組が続いて、あんまりすきなかんじじゃないので、
なにか、ちがうのをきこうかな、と考えた。

せっかくだから、また英語のニュースでもきいて、
リスニングの練習でもしようと思ったので、
海外のラジオ番組を聴けるアプリを探してみたら、
Tunein Radio」というものを発見。

これ、radiko以上にすごいです。
世界中のラジオ番組がきけます。
もちろん、日本のコミュニティFMも!
FM JAGAだってきけるよ!!
すばらしい。

音楽、ニュース、トークなど、ジャンルごとに局を選べるし、
言語別、音楽のジャンル別でも検索できます。
ものすごく便利。

歩いているときは、ニューヨークのニュース番組を聴き、
料理中は、チルアウトな音楽が流れる番組をきいてます。
もっといろんな番組きいて、お気に入りな局をみつけたい。

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胎動。

時間が経つのは早いもので、
もうはや妊娠7ヶ月に突入です。

完全に妊婦とわかるほどに、腹が出てきています。
靴下を脱いだりはいたりするのが苦しい。
おなかの毛が、ますます濃くなってきて、
わたしは、さらに動物っぽくなってきた。


昨日は検診の日。
ベビーはだいぶ大きくなって、体重は700グラムとのこと。
今のところ、何も異常はなく、順調そのものだけれど、
やっぱり、自分の目で確かめるまでは、安心できず。
心配しすぎだとはわかってるけど、あらゆる可能性を考える。

このごろ、胎動もかなり激しくなってきた。
以前は、あおむけに横になったときにしか、
動いてるのがわからなかったけれど、
今は、すごく蹴られてるかんじがする。
腹のなかで暴れまくってる、といったかんじ。
寝ようと思ったときに動き出すと、気になって眠れないくらいに元気。
ベビーが激しく動くと、わたしの腹もぽこぽこ動くのが見える。
変なの。
でも、ジャングルさんが腹をさわると動きが止まる。
彼の手からは、何かしら発するものがあるんだろうか。

今まで生きてきたなかで、いちばん不思議な感覚。
自分以外の生き物が、腹のなかで動きまくっているのだから、
正直なところ、違和感がありすぎて、気持ち悪い。
でも、動いているってことは、元気な証拠なので、
安心する気持ちもあるけど。

わたしがあまりにドライなので、
「おれのこと、忘れんな」
みたいに主張しているのかもしれない。
一応、性別はおんなのこ、と言われてるけど、
こんなに元気なものなのかしら。
これからさらに激しくなるらしい。
どうなるんだろう。こわい。


わたし自身の体重増加については、特におこられなかった。
今のところ、5キロほど増えてる。
すごく安心したら、甘いものが食べたくなった。

ランチに、こってりパンケーキを食べたいと思って、
とあるカフェで、ベリーのパンケーキを食べたらまずかった!!
今はやりの、生っぽいやつ。
よく言えば「ふわふわ」かもしれないが、「ぐちゃぐちゃ」なかんじだった。
billsのよりも、もっと「生!」なかんじ。

お店で、お金を払って、おいしくないものを食べさせられると、
本当に腹立たしい。
家に帰って、インスタントラーメンを食べた。

日本のホットケーキのほうがすきだ。
わたしは日本人だもの。
もうパンケーキは食べないわ。

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洗濯グッズ。

洗濯ものは、いつも部屋干しでしたが、
やはり、冬はとっても乾きにくいし、
部屋のなかが、ずっと、もわーんとするので、
外に干すのに便利なものを探していました。

一応ベランダもあるし、物干し竿もあるんだけど、
毎回拭いたり、洗濯ばさみで止めるのが面倒で、
外に干すのが億劫だったのです。

何か、ラクして干せるものはないかなー、
と思って、インターネットで探してみたら、
いろんなものがありました。
そのなかで、わたしが実際に買って、
「これは便利!」と思ったもの2つ。



その1。のびのび7連ガー。

ハンガーの部分が、ぽきりと折れるつくりになっているので、
Tシャツなどの首の部分を伸ばすことなく干したり取り込んだりできます。
取り込むのがとってもラクで、早いのですー。
壊れたら、また買う。






その2。バスタオル用ハンガー。

ハンガーの部分が、びよーんと伸びるので、
バスタオルを広げて干すことができる。
これにかけて干せば、物干し竿を占領しなくてすむので、
その分たくさん干せるようになりました。
プラスチックだから、耐久性はなさそうですが、
壊れたらまた買う。




そんなわけで、朝、天気予報をチェックして、
一日通して晴れそうなら、
洗濯物を干してから、会社に行きます。
帰ってくるともう乾いてるので、
洗濯がすっごくラクになりましたー。

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スマホをスキャナにする。

ときどき買っていた「オレンジページ」という料理雑誌を処分することにした。
今は、ほとんどネットでレシピを検索して、
evernoteで管理しているので、
読み返すことがほとんどなくなったから。

でも、「やっぱりこのレシピはとっときたいなー」
というものがいくつかあって、
なんとかevernoteに保存できないか考えた。

ふつうに写真をとっても、なかなかきれいに保存できない。
小さい文字がとっても読みにくくなってしまう。

そこで、スキャナアプリを試してみることにした。
圧倒的に人気な
CamScanner スキャンPDF作成
というアプリ。

初めて使ってみたのですが、これはすごい。
便利すぎて、感動。
カメラで撮った画像をトリミングし、角度を修正し、
最後に画質を鮮明にしてくれるので、
小さい文字でもはっきりと読み取れるのですー。

直接evernoteでノートを作成すると、
PDFになってスマホのevernoteからは開きにくい…。
なので、メールにファイルを添付してevernoteのアドレスに送り、
材料のタグをつけて保存してます。

これとevernoteがあれば、書類をデータで保管できるので、
ペーパーレスな生活が送れる。
捨てられない雑誌などの断捨離に、すごくいいアプリでした。

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思い通りにならない。

昨日の作業で失敗して、へこんだ。
ジャングルさんをほったらかして、お風呂も入らないで、フテ寝した。

「失敗は、成功のもと」とはいうものの、
なかなかに、受け入れがたい。
何回も同じ失敗をくりかえしていて、
もう、自分で自分がイヤになってしまった。

いつもは、「自分は必ず目標を達成できる」と自己暗示をかけて、
達成したあとの状態をイメージして生活しているけれど、
こうやって、リズムが崩れると、一気に気持ちが折れる。
自分がどうしようもなく、ろくでもない人間で、
生きている価値がない、とまで思いつめてしまう。


とりあえず、一晩眠ったら、ちょっと気持ちが切り替わった。
朝から、チョコレートクッキーとミルクティーを摂取して、気分が落ち着いた。

がんばろうと思えば思うほど、空回る。
昔から、ずーっとそうだった。
がんばらなければいいのに、気がついたら、ものすごく力が入ってる。
わたしにとっては「がんばらないこと」のほうがむずかしい。


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グラスでカフェラテ。

用事と用事のすきま時間に、
近くに新しくできたカフェでひとやすみ。

ホットのカフェラテ頼んだら、
なんと、取っ手のないグラスで出てきたよ。



熱いんですけど!
ちょっと待ってから、そーっと、そーーっと飲みました。

どういう理由で、グラスで出てきたのかしら。
いろいろ考えたところ、
そういえば、日本の湯呑にも取っ手がないな…
と考えて、無理やり納得したのでした。

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大雪。

東京では、5センチくらいの積雪でも、「大雪」と言われる。
雪国とちがって、雪対策もされていなければ、
人々の、雪に対する意識もちがうからね。
たった数センチでも、大惨事です。

夏タイヤで雪のつもった道を走るなんて、こわすぎるー、
と思うけれど、
こっちでは、それがふつう。
みんなゆーっくり走るので、道路は大渋滞。
そこらじゅうで、つるつるすべって、タイヤが空回りしてる。
こっちでは、車生活はしたくない…。

雪がずーっと降り続いた昨日、
わたしはぼんやりして、家で丸まってました。
朝はあったかかったけど、だんだんとっても寒くなった。

ジャングルさんは、仕事。
会社から帰宅命令が出たようで、16時ごろに帰ってきた。
通常なら車で1時間の道のりが、2時間半もかかったらしい。
おつかれさま。

今朝になって、積もった雪は、シャーベットになり、
さらに、ジャングルさんの受難は今日も続いた。
いつもは、バスに乗って会社に行くのだけれど、
バスは全然来なくって、3時間も待っていたのだそうな。
この寒いなか、根性ありすぎ。
結局バスは来ず、あきらめて家に帰ってきたとのこと。
そんだけ待ったら、会社も許してくれるでしょう。

わたしは、電車通勤かつ、10時出勤なので、
何事もなくいつも通りに会社についた。
念のため、コロバンドをブーツに装着して家を出た。
まさか、北海道以外でコロバンドを使うとは思ってもみなかった。
買っておいてよかったな。

アパートから外に出る階段が凍結してて、そこが一番の難所だったけど、
それ以外は大丈夫。
そろそろと歩く人たちを追い越して、さくさく歩いて駅に向かった。

橋の上で、雪道を前にして、かたまってるおばーちゃんと、
橋の欄干につかまりながら、恐る恐る歩いている女子に遭遇した。
こっちのひとは、すべる部分と、すべりにくい部分を
見分けることができないみたい。
欄干女子は、いちばん滑りやすそうな氷の上を歩いていた。
ど真ん中に、さくさくした雪道があるのに、
なぜ、あえて、そこを歩く…?

さらに、自転車に乗ったひとの多いこと!
なぜ、こんな雪道を、自転車で走るのだ。やめておくれ。
いつこっちにぶつかられるのかと思って、こっちがこわいんだから。


無事に電車に乗って、都会に出てみると、
すべりやすそうなところは、きちんと除雪されていた。
お店の前には、雪だるまが作られていて、
雪が積もったところを写真におさめるひともいた。
結局、雪を見ると、みんなはしゃいでしまうのね。

今日にも雪はとけて、元の生活に戻るでしょう。

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宇田川カフェ。

ヒカリエに行ったあとのつづき。

せっかくわざわざ渋谷まできたのに、
そのまま帰るのも、もったいないので、
一応、渋谷の街をぶらぶら歩いてみる。

いつ来ても若者いっぱい。
男女ともに、はしゃいだ声で会話をするカップルが多くて、
「付き合いたてのフレッシュさんたちのデートなのかなあ」
と、余計なことを考えながら歩いてしまう。

まんがにしか興味のないジャングルさんのために、
一応まんだらけに連れていってあげた。

前回行ったときは平日だったので、
お客さんも少なめだったけど、
休日のまんだらけはすごい。
人がいっぱい。

案の定ジャングルさんは、ほくほくした顔でまんがを手に取り、
レジに向かうのですが、
混んでいるので、レジも並ぶ。

まんだらけのレジの待ち時間は退屈しない。
みんなが、どんなものをいくら出して買っているのか、
とっても興味があるから。
おじさんたちが、フィギュアなどを数千円で購入しているのを見て、
ふしぎな気持ちになった。
まとめ買いするひともいれば、
珍妙なキャラクターのぬいぐるみを高い値段で買うひともいて、
世の中には、いろんな人がいるんだなぁ、と知る。


まんだらけを出て、人混みにちょっと疲れたので、カフェで休憩することに。
以前、お店の前を通りがかって、気になっていた宇田川カフェへ。

ここは、大都会渋谷のおしゃれカフェで、
入った時間もお茶の時間だったのですが、
ジャングルさんはいつものように芋焼酎をオーダー。
いつも、コンセプトを変えないジャングルさんは、
ある意味立派だと感心する。





お店は薄暗く、インテリアも落ち着くかんじでいいのですが、
若者が多くって、かなりがやがやしてるので、
向かい合わせに座っているジャングルさんとの会話がままならない。
昼から完全に夜カフェの雰囲気。
分煙じゃないので、すぐ隣の若い女の子が煙草を吸っていたのも気になった。
でも、常に満席状態で、ひっきりなしにお客さんは入ってくる。
外から店内の様子が見えて、入りやすいからなのかな。

食事もできて、夜おそーくまで営業してるし、雰囲気もいいんだけど、
店内にお香のにおいが充満しているのが気になった。
食事したり、飲み物をたのしむためのカフェなのに、
なんで古着屋みたいなにおいにする必要があるんだろうか…。
今日、たまたまそういうにおいだったのかもしれないけど、
それでもあんまりだと思った。
もう行かないし、おすすめもしません。

そんなわけで、渋谷を堪能して終了。
もうしばらく来ることもないかもな。
たっぷり歩いた1日になりました。

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渋谷ヒカリエの「8/」。

このごろ、眠気がおさまってきて、
ちょっと元気になってきたので、
ジャングルさんと、久しぶりに東京にお出かけすることにした。

週末の都会はこわいけど、
でも、たくさん歩かなくちゃいけないから。

わたしはたまーに、東京でおともだちに会ったりしているけれど、
ふたりで東京でぶらぶらするのは、妊娠以来初めて。

行き先は、渋谷ヒカリエの8階にあるギャラリー「8/」。
前から興味があって、行きたいと思ってたんですが、
ちょうど蜷川実花の写真展をやってるので、
いいタイミングだと思って。

8階全体がギャラリーになっていて、
小さなお部屋で区切られており、
それぞれのスペースで異なったイベントが行われています。

蜷川実花展も、こぢんまりしたスペースで、
作品数も少なめでした。
見慣れた作品が多かったけれど、
でも、大きくプリントされた写真を見るのは、
写真集をながめるのとは、ちょっとちがう。
いつか、このひとの写真をお家に飾れたらいいな、と思ってます。

ほかに、「長崎 みかわち焼展」も開催されていて、
いろんな器を見ました。
料理はキライだけど、器には惹かれる。
なんか、見てるとわくわくするのよね。


今回いちばんたのしかったのは、d47 MUSEUMで行われていた
47 GOOD DESIGN- 47都道府県のグッドデザイン賞 –」。
もともと、グッドデザイン賞にはかなり興味があって、
受賞した製品を、都道府県別にジャンル分けしているのは、
かなりおもしろい試みでした。

ほしい!と思うものはたくさんありましたが、
そのなかでも、かなり心がときめいたのは、
佐賀県の虎仙窯の青白磁 一段
色も形もとってもきれい。
実際に販売もしていたので、買おうかどうしようか迷いに迷いましたが、
しばらくお茶が飲めなくて、使う機会があまりなさそうなので、
今回はあきらめました。


蜷川実花の写真展は、14日まで。
グッドデザイン賞の展示は27日まで。
見に行ってみてね。

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出産がこわい。

妊婦というのは、どうにも落ち着かない。

眠くてどうしようもない。
おなかいたい。
腰がいたい。
座ってると、おしり痛い。

快調!スッキリ!っていう日が、前よりも少ないのがさみしい。

世の中の妊婦たちは、それでも、
「もうすぐベビーに会える!」
としあわせなんだろうけれど、
わたしは、ただただ焦るだけ。

もともとキライだった家事が、ますます億劫になり、
部屋も汚く、ごはんも作らず、勉強する気もおきない、
という無気力な日が多くなって、
わたしはますます置物になっていく。


そんななか、ジャングルさんが、会社の先輩からベビーベッドをもらってきた。
我が家には、まだベビーもいないのに、
でっかいベビーベッドが、鎮座することになったわけだ。

この、からっぽのベビーベッド、
わたしにやたらとプレッシャーを与える。

もうすぐ出産だぞ、と、
もうすぐ自由な時間は終わるんだぞ、と、
これから眠れない日々が続くんだよ、と、
無言で語りかけてくる気がする。

わたしは出産が恐ろしい。
婦人科の内診台ですら恐ろしいのに。
こんなにも我慢弱い自分が、陣痛の痛みに耐えられるとは思えない。
絶対、自分史上最大級に痛いはずだ。
こわすぎる。

さらに、超ロングスリーパーである自分が、
ジャングルさんに面倒をみてもらっている自分が、
寝ないで赤ちゃんの面倒をみるだなんて、
全然できそうにない。
自信は、ゼロどころか、氷点下マイナス。

できるだけ、出産とその後の育児のことは考えないようにしてきたが、
どーん、と置いてあるベビーベッドは、
いよいよ現実から目を背けられない状況になったことを告げる。


同じ思いをしている人が必ずいるはずだ、
と思って、ネットをいろいろ調べまくったら、
出産に恐怖心を抱いているひとはいっぱいいた。
そして、そんなひとへのアドバイスとして、
産道をゆるくして、下半身に筋肉をつけ、
赤ちゃんが出てきやすいようにしたところ、
スピード安産だったというアドバイスをみつけた。

…そうか。
できるだけ赤ちゃんが生まれてきやすい身体をつくればいいのか…。

恐怖がなくなったわけではないけれど、
自分の努力次第で、安産にできるかもしれない、
ということは、恐怖のなかの希望の光みたいに思えた。

運動に対して、かなりモチベーションが下がっていたけれど、
「出産をラクにするため」と思ったら、
急にやる気がわいてきた。
歩くのはもちろんのこと、スクワットや、階段の昇り降りがいいらしい。

そこで、平日は運動する時間がないので、
エレベーターとエスカレーターを使うのをやめ、
階段で移動することにした。

都会の階段、なめちゃいけないよ…。
かなり長いから、すごいしんどい。
始めてから2日めにして、もうはや筋肉痛。

さらに、以前買っておいたマタニティヨガの本を読み、
眠る前に、マジメにヨガ。



この本の帯に、しっかりと
「安産は自分でつくる!」
と、ばっちり書いてあった。
買ったときには、ぴんとこなかったけど、
今の自分には心に響いたから不思議。

そんなわけで、出産への恐怖は、なまけ心を吹き飛ばしてくれた。
とにかく、運動して、筋肉つけて、安産をつくりたい。

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コロバンド。

北海道の雪道は恐ろしい。
つるつるなうえに、でこぼこなのだ。

北海道で売られている靴には、
すべりどめがついているものもあるけれど、
関東には、そんなものはない。
ブーツだって、底は、つるつる。

一応わたしは生粋の道産子であるが、
今回帰省するにあたり、雪道対策をすることにした。
たとえ、転ばない歩き方を知っていたとしても、
中心部の道路には砂がまかれているとしても、
(氷の道の上には、滑り止めのために砂が撒いてあるのです)
万が一転んで、何かあったら、一生後悔するだろうなぁ、
と思ったためです。

修理屋さんにいって、靴の裏に滑り止めをつけてもらおうかとも考えたけれど、
雪道を歩くのは、ほんの数日なので、
観光客用の着脱可能なものを買うことにした。
これなら、他の靴にもつけられるし。

その名も、「コロバンド」!!



東京でも、ハンズなどで入手できます。
靴の修理グッズのあたりに置いてありました。

ゴムで、くつの裏につけます。
ちっちゃなスパイクがついてます。
びよーんと伸びるので、
ごつめの23センチのブーツもMサイズで余裕。


よいところ

・お値段お手頃。

・一応、氷の上を歩いても、すべらなかったよ。


だめなところ

・ダサイ。とにかくダサイ。

・屋内のつるつるした床の上を歩くと、すべる。



ともかく、コロバンドのおかげか、
それとも道産子歩きが健在だったのか、
一度も転ばず、すべらず、無事に雪道を乗り切った。

冬の雪国に行くひとたちにはおすすめ。
雪道は、なめたらいかん。

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新年。

2013年になってしまいましたね。
今年もよろしくお願いします。

今年は、ジャングルさんの実家にてお正月。
恥ずかしながら、ジャングル家でも、置物状態でした。
きっと、呆れられたことでしょう。

ただ、妊娠すると、話のタネが尽きません。
妊娠、出産、こどもの話は、どんな人とも話が弾む。
大した仕事もしておらず、趣味も偏っているわたしには、
とてもありがたいことでした。


年末年始になると、反省と抱負の両方を考えます。

反省は、やっぱり人付き合いがヘタすぎること。
円滑な人間関係を築くには、ある程度の才能が必要だと思うのだけれど、
わたしには、そういう才能が、すっぽり抜け落ちている。
こどもが生まれたら、そんな言い訳通用しないんだろうな。


抱負は、ただひとつ。
「自制心」
これさえ鍛えられれば、野望の入り口までたどり着ける。
あともう一歩なの。


最後に、小樽の荒れ狂った海を。

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