「ブロークン・イングリッシュ」
途中で見るのをやめていたSATCを借りるため、
ひさしぶりに、TSUTAYAへ。
100円で借りられる日しか、TSUTAYAには行かないようにしているのですが、
それが逆に、
「100円だから、いーやー」
って油断してしまって、つい、いろいろ借りたくなってしまいます。
殺人が起こったり、アクションが激しい映画は、きらいなので、
必然的に、コメディか、ラブストーリーのコーナーをのぞくことになります。
で、今回は、「ブロークン・イングリッシュ」が目に止まりました。
パッケージに、「第二のソフィア・コッポラ」って書いてあったから、
そうか、そこまで言うなら、どんな画なのか、見てみようじゃないか、
ということで。
結論としては、期待していたよりもよかったよ。
第二のソフィア・コッポラの称号も、まあ納得できる。
ものすごく、わたし好みの世界観でした。
ストーリーは、なーんてことないラブストーリーです。
ごくふつう、です。
30代シングルの女性が、本当の恋をさがす物語。
けーこちゃんがいつも言うところの「リアル・ラヴ」ですよ。
主人公の悩みが、ものすごくリアルで、共感できます。
こういう不安は、世界中の女子に共通しているんだなって。
ニューヨークと、パリが舞台で、
主人公はオサレホテルで働いていて、美人で、
っていう女子のあこがれがつまっている映画ですね。
いろんなことが、ふつう、なのに、
それでもおもしろくて、最後まで一気に見てしまったのは、
とにかく、全般的に「センスがいい」からでしょう。
この世界に入りたいー、って思いました。
自分も、ノラみたいになりたいーって。
主人公のノラを演じていたパーカー・ポージーが、
とってもきれいで、かなり好みでした。
背が高くて、足が長くて、自分とは正反対の美人だったからかな。
わたしもジャングルさんに出会うまでは、
ありとあらゆるダメ男を通過しまして、
「自分は男運がなさすぎる!絶対に結婚なんてできない!!」
って思って、ずーっと一人で生きていくんだろうなーと思ってました。
理想的な恋人さえいれば、自分はしあわせになれるのになあ、
みたいなことも考えてたと思う。
でも、恋人はあくまでも「パートナー」であって、
自分のしあわせを保証してくれるひとではないわけです。
ついつい、
「このひとなら、わたしのことをしあわせにしてくれるにちがいない、ガツガツ!!」
みたいに前のめってしまうこともありますが、
しあわせそのものは、自分でつくっていかなくてはならないもので、
それがあって、初めて、本当のパートナーを探したり、出会えたりするんだろうな、
と、思ったりしました。
30代女子ならば、この映画を見たら、きっと何かしら思うところがあるはずよ。
きれいな映画だから、おすすめです。