久しぶりにボニィちゃんのライブに行ってきました。
アルバム Dear Diaryのツアーで、デビュー15周年でもあります。
ミクシィのコミュニティで、
「以前からのファンもあたらしいファンも、みんながたのしめる内容ですよ」
という評判をきいて、かなりたのしみにしていました。
もちろん、最近の曲もとてもいいけど、
赤毛のころの、するどい曲もききたかったから。
わたしがボニィちゃんの音楽を聴き始めたのは、高校三年生のときからです。
ラジオから流れてきたHeaven's Kitchenをきいて、
「おー、これはかっこよい、声もきれいだし」
と思って、アルバムを買いました。
当時受験生だったので、アルバム「Heaven's Kitchen」をききまくって、
勉強をそっちのけにして、毎日全曲歌っていました。
どうやったらボニィちゃんみたいに歌えるのか、研究していました。
というわけで、15年弱、人生の約半分をボニィちゃんの曲とともに生きてきました。
どのアルバムも、かなり頻繁にきいているので、
すべての曲に、自分の思い出がつまっています。
曲をきけば、自分があのとき、何を考えていたか、鮮明によみがえります。
そして、ボニィちゃんを通じて、いろんなひとにも出会いました。
わたしの一部は、ボニィちゃんの音楽でつくられている
といってもいいくらい、彼女の音楽は自分の歴史に浸透しています。
だから、オープニングで、彼女のデビューしたころからの
15年分の軌跡の映像が流れたとき、
もうそこで、いろんなことを思い出して、涙が出そうになってしまいました。
そして、オープニングは Morning Glory。
ボニィちゃんらしいさわやかな曲。
その後、何曲か、Dear Diaryの歌が続く。
Hurricaneが、けっこうすきだったので、きけてよかった。
その後、Bubble GumとWhat about meというなつかしい曲。
この曲がおさめられているシングルを両方持ってたのに、全然覚えてなかった…。
でも、するどいかんじの曲がきけて、満足。
そして、Home Sweet HomeとGrowのしっとりした曲が続くのですが、
この2曲は、とにかく歌がきれいでうっとり。
さらに、アコースティックバージョンのオレンジで、
ものすごくすてきだったーーー。
さっきまで、ギターをかきならしながら、あんなにかっこいい歌を歌ってたのに。
まるで、ちがうアーティストのよう。
わたしがボニィちゃんをすきな理由は、
こんなふうにいろんな一面を持っていること。
アルバムをきくたび、まるでちがうアーティストに進化してるのが、すごいと思う。
その後、なんと、Daisyが!!
わたしにとって、Daisyはものすごく思いいれのある曲で、
これをきくと、自動的に泣けるのです。
まさか、大人になって、ライブできけるとは思ってなかった。
さわやかすぎる曲で、ひとりだけ、号泣してました。
その後、なつかしい曲がてんこもり。
Love is Bubbleで会場は最高潮に盛り上がって、
It's gonna rain, Your Butterfly, Tonight the night。
すてきすぎる選曲だー。
Is this loveをみんなで歌って、その後数曲で、あっというまに終わってしまった。
アンコールは、evil and flowersのバンドバージョン。
ピアノの弾き語りは何度かききましたが、
バンドバージョンで披露するのは初めてだったそうです。
で、最後にHeaven's Kitchen。
「わたしはこれを歌わないと帰れないのよー」
と言ってましたが、
わたしたちも、これをきかないと、帰れないわ。
アンコールが終わって、照明がついたあとも、お客さんの拍手がなりやまなくて、
「えー、本当に出てきてくれるのかな」と思ったら、
なんと、ボニィちゃんがちょっと泣きながら出てきた!!
まさかのアンコールおかわり。
この日の会場は、本当にものすごく盛り上がっていて、
ボニィちゃんもものすごくたのしそうだった。
どうやら、音楽を続けていくうえで、いろいろ悩んでいることがあったみたいで、
それが、その日のお客さんにダイレクトに応援してもらったことが
とてもうれしかったみたいです。
最後の曲はCHAINでした。
泣いた直後だったから、声が出るのかしらと思いましたが、
さすが、プロフェッショナルでした。
わたしは、直前までうつ状態がひどくって、
もしかしたら、ライブもいけないんじゃないかと思ってたくらいでしたが、
かなーり元気もらいました。
ボニィちゃんが15年がんばってきたように、
わたしだって、わたしなりにがんばって今まで生きてきたじゃないか、と。
生きる力をもらいました。
曲の構成もそうですが、会場の雰囲気も最高だったし、
ボニィちゃんもすごくのっていて、
今まで見た中で、だんとつのライブでした。
本当に見に行ってよかった。
よく考えたら、アーティストBONNIE PINKとわたしは、
いっしょに成長してるってことです。
これって、すばらしいことです。
同じ時間を生きていてよかったです。