ABSOLUTE LIFE

すてきなものにかこまれ、すてきな音楽をきき、すてきなものをたくさん見ることが、心のビタミン補給です。
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おとなしい夜遊び。

わたしが、土曜にお休みをもらったので、
金曜の夜から、土曜にかけて、恋人とともに、
思う存分あそんでしまった。

わたしと恋人の夜遊びは、相当健全だ。
ラーメンを食べ、カラオケに行って、まんが喫茶に行く。

何しろ、わたしたちの住んでいるところは、田舎すぎる。
いちばん近いにぎやかポイントまで、
ちゃりんこを30分近く飛ばさなくてはならない。
なので、酒を飲む気にはなれないし、
あんまり派手なことをする気になれないのだ。

わたしも恋人も、ラーメンを相当愛しているし、
わたしは、週に一度はボニィちゃんの歌を歌わないと苦しくなるし、
恋人は、まんががないと、栄養補給ができない。

うまい具合に、おきにいりのラーメン屋と、
カラオケとまんが喫茶は、近いところにかたまっているので、
どうしても、3軒はしごしてしまう。

カラオケは1時間で十分なのだけれど、
まんが喫茶は、どれだけ滞在しても、あきることがない。
いつも3時間は滞在するけれど、それでも、足りない。
読みたいまんがが、たくさんありすぎるし、
居心地がよすぎる。

わたしたちが行くまんが喫茶のペアシートは、
靴を脱いであがる、フラットな席になっていて、
床一面がクッションみたいにやわらかくなってる。
だから、寝転がってもOKで、お昼寝もできる。
わたしは、恋人の、肉付きが悪く、かたいふとももを枕にしたり、
恋人の上に足を投げ出してみたり、
いろいろなちょっかいをかけるのだが、
まんがを読んでいる最中の恋人は、
ものすごくノーリアクションで、ものすごくつまらない。

わたしが今読んでいるまんがは、2つある。
「ときめきトゥナイト」と、「有閑倶楽部」だ。

   

ときめきトゥナイトは、絵がとってもきれいだし、
わたしが「りぼん」を読んでいたときも連載していたし、
何より少女漫画の王道!っていうかんじが、いい。
真壁くんは、今読んでも、かっこいい。

有閑倶楽部は、現実離れしすぎている設定が、いい。
お金持ちの高校生たちによる、悪者退治。
絶対にありえないストーリーが、いい。
こないだのドラマは見てないけど、
まんがの方がおもしろいんだと思うわ。

これらを読み終わったら、
今度は、「ベルサイユのばら」を読むの。
恥ずかしながら、いままで、読んだことがなかったので。

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秘密の特訓。

恋人は、ここのところ、ものすごく働いている。
朝5時に家を出て、帰ってくるのは、夜10時を過ぎる。
そんなに働いたら、また胃腸かぜになっちゃうよ?
からだ、弱いんだから。
と言ったところで、彼もすきで働いているわけではないので、
わたしはただ、アサヒスーパードライを冷蔵庫に常備しておく、
ということくらいしかできない。

でも、恋人がふとんに入っていると、
わたしはかまいたくて仕方なくなるのだ。
たとえ、恋人がすいこまれるように眠りにおちるのだとしても。

わたしは、眠りかけた恋人に、いつもの質問をなげかけた。

「めざましかけたの?歯はみがいたの?」

すると、
恋人は、半目を開けて、首をふるわせながら、
腕を動かし始めた。
まるで、何かにとりつかれたような動きだ。
ものすごく気持ち悪い。

どうやら、めざましにしている携帯電話を探しているらしい。
しかし、携帯とは、あまりにかけはなれた場所で、
何かをつかもうとする動きをしているので、
さすがにこわくなって、携帯電話を手渡してやった。

すると、今度は、目を半開きにし、
鼻の下を思いっきり伸ばして、
まるで、脳天とあごをひっぱられたみたいな顔をして、
時間をセットし始めた。
別に、そんな顔を作らなくても、めざましのセットはできるだろうに。
それが、あまりにもぶさいくな顔だったので、

「ねえねえ、その顔は何?」

ときいてみたら、彼は、なんと、こう答えた。

「おじーちゃんの練習。」

なにー!?
まだ26歳なのに?
何十年後に備えてんの?
何のために??

「あのね、きみはいつか絶対におじーちゃんになるよ。
 だから、練習しなくても大丈夫だよ」

と、おしえてあげたら、
恋人は自分のねぼけた発言の整合性のなさに、
ふつうに笑っていた。
どうやら、めざめたらしい。
寝起きで笑えるなんて、しあわせなことじゃないか。

翌日、彼が覚醒しているときに、
「おじーちゃんの練習」発言について、問いただしてみた。
一体、おじーちゃんになるために、何を練習していたのか。
しかし、彼は何をしようとしていたのか、
一切覚えていないらしい。

むー、こんなことなら、その場できいておくんだったなー。

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問題です。

お店でのできごと。

わたしがふつうにお店のなかにいたら、
突然ちいさなおんなのこが、わたしの目の前にやってきて、
「たららーららーー」
と歌いながら、
両手と片足をあげて、踊り始めたんです。

なぜ、わたしの目の前で踊る?
なぜ、わたしの目を見て踊る??
わたしに、一体、何を求めているんだ???

わたしは仕事モードだったので、
心の準備ができておらず、
どうしていいのかわからず、
ひきつった営業スマイルで、逃げてきてしまいました。
大人なのに!

その後、どういうリアクションが適切だったのか、
わたしはいろいろ考えてみたが、
考えに考えても、いいアイディアが思い浮かばない。

うーん、こどもに完敗だ。
残念無念。

さて、こういうときは、一体どうしたらよいのでしょうか。

2

ゆとりのある夜。

こないだの、結婚についての考えを書いて、
「自分に生活力がない」
と断言してしまったことに反省した。
ちゃんとした、大人の生活を送ろうと思い、
今日は、余裕のある夜を過ごす、と決めた。

ばんごはんの後、ミルクティーをつくって、飲む。
恋人には、コーヒーを入れてあげる。
これだけでも、けっこう気分がよくなる。
丁寧なことをしている、っていう精神的な部分と、
紅茶とコーヒーのいい香りで、いい気分。

その後、音楽をききながらお弁当をつくる。
冷蔵庫にも、冷凍庫にもまともなものが入っておらず、
冷凍食品の揚げ物ばかりの、やたら油っぽい、
世にも最悪な弁当を作ってしまった。
でも、「お弁当をつくった」
という事実そのものに満足する。

夜に、音楽をきく、というのも、余裕のある証拠だ。
いつもの夜は、テレビを見ながら、
だらだらネットをしてしまうのだが、
部屋の照明を落として、ゆったりした音楽をきくと、
気持ちもゆったりします。

今日の音楽は、CHANTE MOORE。
ちょっとふるいけど。
でも、このアルバムは、心地よいテンポの曲が多くて、いい。



「Straight Up」
という曲が、いちばんすき。
朝きくと、「しゃっきりしなくっちゃ」と思うし、
夜きくと、それなりにテンションがあがります。

最近は、邦楽ばかりきいてしまうけど、
(特に、SOUL'd OUT、特にATTITUDE!!)
やっぱり、歌詞が重くない洋楽の、
R&Bのリズムがいちばんすきかも。

今はまだ、意識しないと、ゆとりのある夜を過ごせないけれど、
今後は、このリズムを身体にしみこませるのだ。

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GUMBO & OYSTER BAR

昨日の人妻ランチのつづき。

何しろ、大事な平日ランチ最後のチャンスだ。
場所は慎重に選ばなくてはならない。

本当は、気取ったレストランを予約したかったのだけれど、
わたしの行動力が足りず、時間切れで、失敗。
というわけで、集まりやすい栄で、よさそうなお店を
いくつかピックアップしておいた。

みなこさんとあらさんに選んでもらおうと、
そのリストを読み上げると、すぐに、
GUMBO&OYSTER BARがいいね」
という話になり、ラシックへ向かうことに。

名前の通り、カキのお店です。
夜ならば、いいお値段ですが、
ランチならば、お手ごろ。
サラダ、スープ、カキが前菜で、
オムライスやパスタなどのメインをえらぶことができます。
これで、1500円なら、大満足です。

お店の雰囲気は、こんなかんじ。

PICT0001.jpg

せまいわりには、なかなかにおちつけます。
わたしとあらさんが、オムライスを、
みなこさんが、パスタをオーダー。
すると、すぐにサラダとスープが運ばれる。

PICT0002 - コピー

もちろん、サラダとスープなんて、
あっというまにたいらげてしまったので、
その後、前菜のカキが運ばれる。

PICT0003_20080224005458.jpg

これがねー、とってもおいしいのです。
左が、焼いたカキに、海苔がのせられたもの、
中央が、スモークサーモン、
右が、カキのフライ。
左のが、ものすごーくおいしかったです。
また食べたい。

さて、メインのオムライス。

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ここにも、カキのフライみたいなのがそえられている。
オムライスは、まあまあでした。
やっぱりいちばんおいしかったのは、あの焼いたカキ。

アラカルトで生牡蠣も用意されていますので、
前菜だけでは足りないわー、
ってなっても大丈夫です。

食べるのもたのしかったですが、
それ以上にしゃべるのもおもしろかった。
わたしはしゃべるのに夢中で、おなかいっぱいになったくらい。
たのしかったね。

もちろん、帰ってから、恋人に自慢です。
「きみがわしわし働いている間にねー、
 わたしなんてねー、カキ食べてたんだもんねー」
と言ったら、本当にちょっとへこんでいました。
今度つれていってあげます。

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有閑人妻ランチの会。

次のお仕事は、カレンダーどおりのお休み。
ゆったりした平日のお休みは、
すっごく有意義だったのに、
つぎからは、何もかもみんなといっしょ。

みんなといっしょの通勤、
みんなといっしょのランチ、
みんなといっしょの休日。

混雑がすきじゃないわたしとしては、
今から、ちょっとだけ憂鬱。

さて。
最後の平日の休日、
何をすべきだろうか、と考えた。
平日にしかできないこと。

そして、いいことを思いついた。
平日のランチだ。
しかも、仕事に疲れきったりしていない、
主婦たちといっしょに、のんびりランチだ。
我ながら、いい考え。

そこで、人妻たちに連絡をとり、
みなこさんと、あらさんに召集をかけた。
ふたりとも、快諾してくれたため、
わたしはどこでランチをいただこうか、
思う存分予習をして、参戦。

久々の再会だというのに、
ブランクを感じさせない盛り上がりっぷりでした。
わたしもはしゃぎすぎて、オチのない話ばかりしてしまったよ。

人妻たちの話をきいていると、
わたしもつい、影響されて、
自分の結婚のことをまじめに考えてしまった。
もう28歳で、お年頃ですから。

結婚式と新婚旅行の計画は立ててあるし、
いまの恋人なら、ずっといっしょに生きていけると思うけど、
何しろ結婚に興味がない。
こどもを産めるタイムリミットがくるまでは、
する必要がないと思っている。

もちろん、結婚によってもたらされるメリットは、
ものすごく大きいだろうし、
まわりのひとたちが結婚する、ときくと、
心から、ものすごくうれしい。
それなのに、自分のこととなると、
なんとなく、人生最大の束縛、っていう気がして、
想像もつかない。
(既婚の皆様、気分を害したらごめんなさい、
 あくまでも、わたしのイメージです)

家族ができることによって、
成長させられることは、たーくさんあるのだろうし、
結婚している友人たちの話をきくと、
みんな、きちんとしているから、いつも、尊敬してしまう。
けれど、わたしはまわりの既婚の友人たちにくらべ、
明らかに、生活力、家庭力がなさすぎる。
まだ自分自身のこともプロデュースしきれてなくて、
だらしなさに反省しきりの毎日なのに、
そんな自分が家族をつくって、サポートするなんて、
今は、できる気がしない。

でも、きっといつかは、
「してみようかな」
って思うタイミングがくるはずだ。
そのとき、自分が何歳なのかは、想像つかないけど。
だって、人生のうちで、一度くらいはしてみたいじゃないか。
重要なライフイベントのひとつですから。
そのときがくるまでは、全力疾走するのみだ。

さて、この日のランチで何をいただいたのかは、
明日のおたのしみです。

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ささやかな抗争。

わたしは、恋人の家に居候している。
10畳あるかなきかの1Kに、2人で住んでいる。
まるで、ケージに囲われた、つがいのハムスターのごとく。

でも、わたしたちはふたりとも、極端に所有物が少なく、
極端に自由を愛し、極端にサイズが小さいため、
同じ部屋にいても、圧迫感を感じない。
そのうえ、お互いの定位置が決まっていて、
わたしは北西のすみのパソコンの前、
恋人は、南東のすみのふとんのなか、
と、対角線上にあるのだ。
こんなミニマムな生活のなかにも、
お互いの領域がある。

しかし、問題なのは、眠るときだ。
ふたり同時に眠りにつく夜なんて、ほとんどない。
たいていは、どちらかが先に眠り、どちらかが後に眠る。
いまの生活では、わたしの方が夜遅く、朝も遅いので、
必然的に、恋人が先に眠り、わたしが後に眠る。
わたしは、どうしても、恋人が眠っているところを観察してしまう。
ちょっかいをかけてしまうし、話しかけずにはいられない。
起きているときには、そうしようと思わないのに、
眠っているときには、どうしてもかまいたくなるのだ。

恋人は、たいていおとなしく眠る。
たいてい変なポーズで眠っており、
(自分で自分にからまっている)
一度眠ると、たいてい起きない。
あまりにも起きないので、
いったいどんなことをしたら起きるのだろうか、
という好奇心にかられ、
ついついいろんないたずらをしてしまう。
ここに書くと「それは虐待だ」と言われそうなので、
あえて割愛する。

さまざまないたずらには屈しない恋人だが、
話しかけると反応を示す。
「めざましはかけたのか」
「歯はみがいたのか」
などときくと、
「YES」のときだけ、「むー」」と言う。
ちゃんと、わたしの質問を理解しているのだ。
だから、おもしろくて、いろいろ話かけてしまう。
本当は、脳が休めなくなるので、いけないことなのだけれど。

ある日、わたしのなかで、ある企みがひらめいた。
わたしのなかで、ある疑惑があったので、
それについて質問をしてみることにした。

起きているときにもきいてみたのだが、
いつも以上に動揺していて、なんとなくあやしかったので、
うそか、本当か、よくわからなかった。
でも、眠っているときは、うそをつき通せないにちがいない。
卑怯な手段だとは思ったのだけれど、
どうしても知りたかったので、きいてみた。

「わたしがイギリスに行っているあいだ、
 ほんとにへんなところ行ってないの?」

ときくと、恋人は、
「むー」
と言った。
そうか、へんなところには行っていないのか。
わたしとしては、行っても行かなくてもどっちでもいいのだが、
ただ単純に、とてーも興味があったのだ。

ある日、眠っているあいだに質問して、
事の真偽を確かめたことを恋人に言うと、
「そんなことしたの!?」
と、彼は本気でおどろいていた。でも、怒らなかった。
そのかわりに、とんでもないことを暴露した。

「おれも、うさぎが寝てるあいだに、
 鼻に指つっこんであそんでる」
と言ったのだ!
なんだとーーー!?それは聞き捨てならねーな。

「おれの小指がちょうどよくおさまる。
 息ができないと、”ふが”って言う。
 でも、あんまり顔を近づけて観察してると、
 ときどき顔をたたかれる」

あたりまえだ。
まだ嫁入り前なのに、なんてことしてくれるんだ。
わたしの鼻の穴は、呼吸をするためのものであって、
恋人のひまつぶしの機能ではない。
恋人の脳を疲れさせていた代償は、
こんなにも屈辱的な仕打ちだったのか。
わたしは、鼻に指をつっこんであそぶ恋人の姿を想像し、
あまりのくだらなさに笑うしかなかった。

そういうわけで、眠っているときばかりは、自分を守りきれない。
これは、どうしようもない。
他人のいるところで眠るということは、
すべてをその相手に委ねるのとおなじことなのだ。

もしかしたら、あなたのお家でも、
そういうささやかな抗争がくりひろげられているのかもしれないわよ。

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辻仁成 「サヨナライツカ」

とてーもひさーしぶりに読んでみる。
でも、もうこれで最後にする。
3回読めば、おなかいっぱい。



かなり濃厚な作品なので、
元気なときじゃないと読めないね。
でも、ストーリーを知っていても、
「どうなるのかな」
と、その先が気になる。
ストーリーの構成はうまいのかも。

東垣内豊は、ルックス、性格、将来性ともに
申し分ない好青年。
もうすぐ結婚を控えて、タイに駐在中。
そんななか、謎の美女、沓子に出会い、襲われる。
男が、女に、よ!
そこからふたりの期間限定の愛の日々が始まる。

もうね、くどいですよ。
愛するだの、愛されるだの、
ふつうそんなこと口に出して言わないってよ。
女が男を「君」って呼ぶのも、なんだかうさんくさすぎる。

やっぱり、男性の作家が書いたものは、
どうしてもすきになれない。
女性の描写にリアリティがないからだろうな。
沓子は、「男が夢見る理想の女性像」ってかんじがして、
まったく共感できないし、
正反対の婚約者光子のうっかりぶりも、全然共感できない。
女って、そんなに鈍感じゃないわよ。

結局、豊は沓子と別れるんだけど、
そのシーンの未練がましさも、全然共感できない。
主人公の下劣さが、全然納得できない。

ただ、どんなひとの人生にも、
「忘れられないひと」が存在していて、
時にはそのひとが、
すぐそばにいるひとよりも、
自分を支えてくれていたり、影響を与えてくれていたりする。
そのことは、共感できる。
その存在の大きさは、ひとによってちがうと思うけれど。

ストーリーはおもしろかったのだけれど、
文体がすきになれない。
「これでもか、これでもか!」
って、迫りくるかんじがして、うえー、ってなる。
このひとの本は、しばらくは読まないな。

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シュガー&スパイス 風味絶佳。

ひさしぶりに、柳楽優弥を見る。
やっぱいいなー。
オーラあるよね、彼は。存在感が、特別。



見ていてはずかしくなるような、
ほろにが青春ラブストーリーです。
恋人とふたりで見てて、ちょっとはずかしかったです。
こういうの、エロシーンよりはずかしいです。

志郎が働くガソリンスタンドに、
新しいアルバイトの女子大生及里子がやってきた。
ふたりはお互いにひかれあうけれど、
及里子は、以前の恋人と志郎のあいだで揺れていた。

という、ふつうのラブストーリーのはずなのに、
完全に夏木マリが主役みたいになっちゃってましたねー。
ちょっとキャラクター強すぎですねー。
でも、恋人を「必需品」と呼ぶのは、いい。
確かに、恋人は必需品だから。

志郎が
「すきだ」
と言うシーンは、ときめいたなー。
3回くらい言ってたよね。
言われたいよー、柳楽優弥に言われたいー。
たとえ、それが演技だったとしても、
沢尻エリカがうらやましすぎる。

タイトルの「シュガー&スパイス」は、
夏木マリが演じる志郎のおばあちゃんのことば。
女の子には、甘くするだけじゃだめ、
ときどきスパイスが必要なのだそうだ。

うーん、
わたしはスパイスはいらないけどね。
ひたすらシュガーだけ注いでほしい。
ひたすら甘やかしてほしい。
…でも、これは少数意見だって知ってるけど。

ただ、及里子がゆれているあいだ、
ただひたすら待っているのは、だめよね。
そこはやっぱり、引き止めなくっちゃ。
女って、そういう強引な直球に弱いものですよ、わりと。
強気なおんなのこのほうが、
そういうの、すきだったりします。

あ、もしかして、その強引さが「スパイス」なのかも。

ちょい役のキャストや、いろんな小技がきいていて、
ふつうのラブストーリーなのに、あきることなくたのしめます。
ピュアさを取り戻すのには、もってこいな作品。
わたしもちょっとだけ、取り戻しました。

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うれしいプレゼント。

まきさんから、お届けものがやってきた。
こないだ名古屋にあそびにきてくれたとき、
いろいろ案内をしたので、そのお礼とのこと。
ロンドンにいたとき、
ものすごくたくさんまきさんにお世話になったので、
(2回くらい、お家に泊めてもらった)
そんなに気を使わなくてもいいのにー、
と思っていたけれど、
でも、やっぱり、お届けものは、うれしい。

箱を開けて、わたしは思わず、
「おっ」
と言ってしまった。

なぜなら。

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それは、ロイズのチョコレート(北海道銘菓)だったのだ!
なんてすてきなセンスなんだ、まきさん。
神戸の方から、北海道名物もらっちゃったよ。

ロイズのおやつのなかでも、
わたしが一押しなのは、ポテトチップチョコレート。
その名の通り、ポテトチップの片面に、
チョコレートがコーティングされている。
はじめは「えー?」ってびっくりする組み合わせなんだけど、
これがね、クセになるおいしさ。
とまらないの。

はじめて食べたのは、
たしか、mikiちゃんが買ってきてくれた気がする。
ちがったらごめん。
そのとき、
「なにこれー」
っておどろいて、はじめは半信半疑で食べてたけど、
徐々にそのおいしさのとりこになったのだった。

けっこうたっぷりめに入ってるんですが。
わたし、1日で、ぺろりです。
ポテトチップだけでもけっこうなカロリーなのに、
チョコレートがプラスされてるから…、
カロリーのことなんて、考えたくない。

「やきそば弁当」、「きなごろも」に続く、
北海道グルメ殿堂入り
(わたしが北海道からいつも送ってもらうもの)
の一品です。
だまされたと思って、食べてみて!
白い恋人よりも、ずっとおいしいです。
また食べたい…。

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三浦綾子 「細川ガラシャ夫人」

高校生くらいのときに、初めて三浦綾子を読んで以来、
わたしはずーっと彼女の作品を読み続けている。
氷点」も「塩狩峠」も、
何度も何度も読み返してる。

以前、雑誌の特集で、
「読むべき本」
みたいな記事があって、
そのなかで、とある俳優さんがすすめていたのが、
この「細川ガラシャ夫人」。

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歴史ものには、全然興味がわかなかったのだけれど、
この作品だけは、別。
おもしろすぎる。
笑える、って意味じゃなく、感動ってことね。
残酷な描写も多いけど、
これは、フィクションではなく、実際にあったことなんだよね。
いろんなことを考えさせられる。

明智光秀の娘として生まれた玉子が、
細川忠興に嫁ぎ、さまざまな苦難を乗り越えて、
キリスト教にめざめていくという、
波乱だらけの人生を描いたもの。

この時代、男たちは、
「自分の家柄を守る」
ことが、第一の使命とされ、
女たちは、あくまでもその道具に過ぎなかった。
今では考えられないことだけれど、
人間が「自分らしさ」を求めることなんて許されなかった、
というより、
そんなことを、誰も考えていなかった時代だ。
今なら、そういう時代があったということのほうが、
信じられないくらいなのだが。

わたしは、宗教を信じないので、
命をも惜しまない信仰の強さは、
まったく理解できない。
けれども、キリスト教の思想には、
いくつか共感できるところがあるし、
すばらしいと思う考え方も説いてあった。
ただ、それを自分のものにできるかどうかは、
また別なんだけれど。

玉子の、あまりにも潔い最期は、かっこよすぎる。
自分が、いまここで殺されるとわかっているとき、
ひとは、他人を思いやるような余裕があるのだろうか。
家族のためならば、
よろこんで命を差し出すことが可能なのだろうか。
物語だとわかっていても、
つい、自分と玉子の貴さをくらべてしまい、
自分の愚かさが、恥ずかしくなります。

命をかけて、毎日を過ごすあの時代のことを考えたら、
命に関わらない、ほんのちっぽけなことに心を砕いているのが、
とても情けなくなります。
ああいう時代を経たからこそ、
いまのこの平和な世の中があるんだー、
と思ったら、
わたしたちは、もっと、必死に生きなくちゃいけないんだと思うの。
「自分らしく生きる」、
ということが許される世の中に生きているわたしたちは、
もう、そのことだけでしあわせなのだ。

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トゥルーマン・ショー

恋人が、見たことがないというので、
いっしょに見た。
わたしはとってもすきな映画。



ある男の日々の生活すべてが、
全世界に生放送される、という番組、
「トゥルーマン・ショー」。
その主人公トゥルーマンが過ごしていた世界は、
家族も、恋人も、友人も、
街も、自然も、何もかもが、
人工的に作られたものだった。
その不自然に気づいたトゥルーマンの行動とは。

もちろん、実際には起こりえない話です。
こんなことがまかり通る世の中なんて、
あってはいけないのですから。
だから、そういう設定の無理さは度外視して、
純粋にたのしむ分には、すごく深い作品だなと思います。

トゥルーマンが、自分をとりまく環境について
疑問を抱き始めてから、
彼は何度も自分の街からの脱出を試みるのだが、
ディレクターのクリストフが、
あらゆる手を使って、それを拒む。
それでも、ずっとあきらめないトゥルーマンの、
ポジティブさ、情熱、がんばり、根性には、
どうしたって、心を打たれてしまうのだ。

この脚本を書いたひとは、アンドリュー・ニコルというひとで、
シモーヌ」、「ガタカ」」の監督を務め、
ターミナル」の原案をつくったひと。
こういう独創的発想力のあるひとを、
本当に尊敬してしまいます。
どれもこれも、斬新なストーリーだったもの。

そういう突拍子もないストーリーでも、
ついつい引き込まれてしまうのは、
ジム・キャリーの演技のせいでしょうねー。
やっぱりうまいよー。

あと、エド・ハリス、
しわしわでも、はげちょびんでも、
かっこいいものは、かっこいい。
残酷なディレクターだったけれど、
彼こそが、いちばんトゥルーマンに愛情を注いでたんだろうな。

「トゥルーマン・ショー」の視聴者たちは、
一生懸命トゥルーマンを本気で応援していた。
もちろん、わたしも、フィクションだと知っていながら、
トゥルーマンを本気で応援していた。
トゥルーマンの行動のひとつひとつが、人の心を動かしていた。
それは、トゥルーマンが、
現状を変えるために、自分らしく生きるために、
いろいろな行動を起こしていたからだ。
行動力は、どんな哲学よりも、理論よりも、雄弁なのだ。

恋人も、気に入ったようでした。満足。

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新たな挑戦。

また転職することになった。
一体何度目?
自分自身に問うてみても、即答できない。

11月から、おしゃれ雑貨屋さんで働いていたのだが、
派遣ではなく、アルバイトを採用することになったので、
今月いっぱいで、契約が終了になってしまったのだ。

そのお店は、「おしゃれ雑貨屋の先駆者」
とも言えるお店で、高校生の頃からのあこがれショップで、
東京へ行ったときには、よくのぞいていたお店だった。
まさか、自分がそんなすてきショップで働けることになろうとは、
あの頃は想像すらしてなかったけど。
やっぱり、自分の興味のある分野だったし、
以前働いていた硝子屋よりも、断然商品が魅力的。
商品分野も幅広くて、学ぶべきことがたくさんあったので、
とても勉強になった。

さて。次は、何をしようか。

次の仕事を見つけるまでの猶予は、1ヶ月。
わたしの行き先は、2方向。

1つめの方向は、また、おしゃれ雑貨屋を探すこと。
メリットは、やはり、自分のすきなものに囲まれて働けることと、
モノを見る目を養えること、
いろんなメーカーの特色を知ることができること。
でも、おしゃれ雑貨屋は、何もしなくとも求職者が集まるので、
お給料は、安い。
今回、奇跡的に派遣で入れたので、
(派遣と、アルバイトの時給は、全然ちがうのだ)
「つぎも、もしかしたら派遣でみつかるかも」
と思っていたのだが、世の中は、そう甘くない。
自分の好みにぴたりとはまるお店の求人は、見つからない。

2つめの方向は、商社を目指すこと。
貿易は、国内流通よりも、はるかに複雑で、難解だ。
だから、貿易に関わる仕事を通じて、
専門的知識を身につけるべきなのかも、と考えた。
けれど、貿易事務は、とっても人気の職種なので、
実務経験がないひとには、ハードルが高い。
それに、わたしは自分の英語に自信が持てない。

うーん、どうしたものか。

でも、せっかくイギリス行ってきて、
TOEICも、文句なしの結果だった。
小売業は経験したけど、商社は経験がないし、
新しい分野に挑戦するなら、今しかない。
それに、いつか、北海道に帰ったときに、
キャリアとしてアピールできるのは、商社での実務経験だ。

というわけで、かたっぱしから貿易事務の仕事情報を集め、
登録済みのいくつかの派遣会社に電話。
すると、1つ、よさそうな情報にひっかかった。
通勤にも便利で、時給も今までの仕事のなかでいちばん高く、
輸出入両方の業務があり、未経験でもOKとのこと。
これは、ナイスだ。

電話をしたその次の日に顔合わせをしにいき、
その次の日に、採用が決定した。
ブランクなしで、次の仕事にありつくことができた。
よかったよかった。

安心とともに押し寄せてきたのは、極度の不安。
「海外部門」という肩書きだけで、おののくわたし。
知識がないのに、大丈夫なんだろうか。
朝弱いのに、ちゃんと会社行けるんだろうか。
こんなにうっかりしてるのに、事務やって大丈夫なんだろうか。
リスニング力が弱いのに、海外と電話でのやりとりはできるんだろうか。
あわわわわわ。

というわけで、採用が決定した日、
本屋さんへ直行して、自己啓発本と、
貿易実務に関する本を買ってきた。
すっごくこわいけど、でも、あたらしいことにチャレンジするのは、
わくわくもします。

名古屋に来て、よかったと思うことは、
自分のしたいことをすぐに実行できることだ。
都会には、いろんな会社がたくさんあって、
いろんな仕事がたくさんころがっているから。
北海道に帰るまでに、
できるだけたくさんの経験値を積んでおかなくては。

2

TOEICの結果。

1月13日に受けたTOEICのその後について。
結果がやってきたんですよ。

あれからわたしはさっぱり勉強をしなかった。
最後に模擬テストのセクションくらいは、
勉強をしておこうと思ったのだけれど、
見事になんにもしなかった。
結局、あの1冊の問題集すらこなせなかった。

さて。本番当日。

予備校の一室が試験会場。
受付を済ませてから、実際の試験開始まで、
30分以上待たなくてはならない。
リスニング機器のチェックなどが行われる。

やがて、問題が配布され、試験開始。

リスニングはあっというまに終わった。
聞き取れない問題がいっぱいあって、焦った。
やはり、一度しか問題が流れないのは、
けっこうきつい。

その後、そのままリーディングの時間になる。
集中して、問題を解いていったのだが、
あっという間に時間が過ぎていく。
時間が半分過ぎたところで、
全然時間が足りていないことに気づいた。
時間配分をがっつり間違えてしまった。
これも、わたしの勉強が足りないためだ。
自分の浅はかさを責めたところで、
時間は待ってくれない。

時間が全く足りず、
最後は、適当にマークすることになってしまった。
10問以上、下手したら20問近くは、問題を読まなかった。
ただ、マークするのみ。
悔しかったー。
マークを終えた時点で、試験官が
「終了です」
と言った。

なんてこった。
時間が足りないなんて!
最後まで問題を解けなかったなんて!!

TOEICは、とにかく時間との戦いです。
迷っている暇はない。
淡々と、1つずつの問題にけりをつけなくてはならない。
時間配分をつかむためにも、
必ず自主的に模擬テストを実行するべき。

結果が届いたのは、1週間ほど前。
試験から1ヶ月後ほどで、郵送で届きます。

どきどきしながら、あけてみると。

スコア、760点。
これだけあれば、英文事務未経験でも、
なんとかハクがつく。
時給のよいお仕事につける可能性がアップしました。
ちょうど、求職中だったので、
派遣会社に電話して、アピール作戦。

本当は、650もいってないかと思ってたのに、
760ってきくと、人間よくばりになるみたいね。
もっとちゃんと勉強してたら、
800点を突破してたのかもー、
と思ったら、ちょっと後悔。
でも、ま、仕方がないね。

久しぶりの試験だったけど、
ちょっと自信がついたかも。
今度は、貿易実務検定にても挑戦してみようかしら。

3

意識改革。

お店やさんを開く、と決意したのに、
その後、これといった進歩がない。
一応自分なりに、小さな目標をいつも掲げて、
いくつかクリアしてはいるのだけれど、
それが、思うようにつながっていかないために、
ついつい焦ってしまう。

せっかく、自分が買い付けたものが売れて、
「自分にもできるのかも」
とか思ってたのに、
帰国後は、生活費を得るための仕事に精一杯で、
しようと思っていることが、全然できてない。
ロンドンの記録も中途半端だし、
買い付けたものが、まだ家のなかで眠っているし、
このブログの方向性も、なんだかよくわかんないし。

というのも、
プランやコンセプトを綿密に練ったり、
いろんな知識を増やしていくうちに、
「本当にできるんだろうか」
っていう不安の方が大きくなってきてしまったのだ。
自分自身の知識と能力とセンスが全然足りてないじゃないか、と。

自分だけの力で何かをはじめるってのは、
そんなに甘くないのよね。

でも、あきらめませんけど。

きっと、何か小さなことでも、できることがあるはずだ。
これだけ毎日いろいろ考えてるんだから、
それらをひとつずつ、ちょっとずつ実行していけば、
いつかは、何らかの形になるはずだ。
とりあえず、そう思い込まないことには、
何にも実行できないじゃないか。

だから、今日から、わたしは、
「すてきなバイヤーなのだ」
と思い込むことにした。
自分が成功した「つもり」で、日々を過ごすことにした。

1日目は、なかなかにうまくいった。
2日目は、たまにそのことを忘れるときもあった。
でも、こうやって、ずっと思い込んでいれば、
理想どおりになることはむずかしくとも、
ちょっとくらいは近づけるはずだもん。

それから、
目標をクリアしたら、必要以上によろこぶことにする。
無敵モードをキープするために。
無理やりにでも、自分の潜在意識を変えるのだ。

タイムリミットが迫ってる。
がんばれ、わたし。

6

江國香織 「流しのしたの骨」

ひさしぶりに読んでみたけど、
やっぱりこの本は、いい。
一度読み終えてから、その余韻をひきずりたくて、
もう一度読み返した。



ある家族の物語。
家族の行事、家族の関係、ふつうの家族の日常。
それなのに、江國香織が書くと、
どうしてこんなにもきらきらしてるんでしょう。

この作品のとてもよいところは、
こと子の両親が、ちゃんとしたしつけのルールを持っていて、
なおかつ、こどもたちの意思を尊重しているところ。

たとえば、ちいさな弟の律が、
(おそらくえっちな)フィギュアをつくっていることも、
「校則に反していない」
という理由で、認めていたり、
こと子が高校を卒業しても、働いていないことも、
「二十歳になるまでは扶養義務があるから」
と、自由にさせていたり。
現実の世界では、こうはいかない。
親だって、人間ですもの。

この本のなかで、わたしがいちばんすきなのは、
断然深町直人で、
わたしの理想の恋人は、彼なのだ。
よく笑い、スキーがすきで、とてもやさしく、
冷蔵庫色の服を着ている深町直人。
だから、恋人には、深町直人のようになるべく、
いろんなこまかいリクエストをしているのだ。
恋人的には、いい迷惑だろうとおもうのだけれど。

この作品のなかには、「これ、いい!」
と思うディテールが多すぎる。

たとえば。
こと子たちがおでかけする喫茶店のこと。
フルーツパーラーとか、「櫻子」っていう和風のカフェとか。
これを読んで、ぜひフルーツパーラーに行きたい、
そして、ぷりぷりしたグレープゼリーを食べたい!
と思うのだけれど、
フルーツパーラーって、ありそうでないじゃない。
和風のすてきなカフェも、都会の中心部には、
ありそうで、ないのだ。

たとえば。
こと子が、深町直人と手をつないで食事をするために、
右手をスカーフで吊って、
左手だけで食事をしようと練習するところ。
手をつないで食事をするためだけに、
四ヶ月も練習するなんて、すてきすぎる。
映画なら、最初から最後まで手をつないで見たことはあっても、
食事はさすがになかったので、
「あー、いいなー」
と思ったのだ。

いちばん印象的だったのは、
こと子の
「そろそろ、肉体関係を持ちましょう」
というセリフ。
これをさらりと、自然に、しかも効果的に言うのは、
至難の業でしょう。
でも、肉体関係、という言葉の響きの硬さは、
なかなかに新鮮だなと思った。

もし、自分がおかーさんになるのなら、
宮坂家のおかーさんみたいなひとになりたいです。

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0

kitchen deco。

髪を切ったあと、国際センター駅の近くにある、
DUBLIN ROOM CAFEへ行った。

改札を出て、小さい道をひょいっと曲がったところにある。
まさに、隠れ家カフェ。

店内は、ほの暗く、ちょっと変わったつくり。
こぢんまりとしているものの、
ソファ席、カウンター席、ふつうのいすの席と、
くつろぎ方もいろいろ。

わたしはカルボナーラのスパゲティ(800円)と、
コーヒー(400円)をオーダー。
お味は、まあまあですね。
おなかいっぱいすぎて、
ケーキにたどりつけなかったので、
今度はケーキを食べにこよう。

そこで、みつけたのが、この本。



キッチンを飾るための、いろんな手作り雑貨がいっぱい。
恋人を、DIYにめざめさせようとしているわたしには、
まさに理想的な本でした。

こういう本って、
「えー、これはどうだろう」
みたいなものが少なからずあるのだけれど、
この本に載っているものは、すべてデザインが秀逸なうえ、
実用的なものばかり!
たとえば、かわいいジャムのびんで作るキャンドル、とか、
ハンガーでつくるキッチンペーパーホルダーとか。
どれもこれもすてきでした。本当に。
すぐに取り入れたいと思うようなものがたくさん。

お金をかけたり、時間をかけたりして、
どうにか工夫すれば、
お家はかなり快適な空間になるんだろうに、
わたしはそれらを惜しんでいるために、
ぜんぜん落ち着く空間にならない。
センスをみがくためにも、
はじめはプロのアイディアを拝借することからはじめよう。

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4

髪を切りにいく。

もう3ヶ月も髪を切っていなかったので、
いいかげん、切らなくては、
と焦って、美容院へ行くことに。

しかし、今月は、いろいろはしゃいでしまい、
使えるお金が残り少なかったため、
いつもの美容院とはちがうところへ行くことに。
いつものところなら、カットで五千円近くかかるのだが、
今回発見したところは、カット2100円。安い。

このサロンのウリは、アシスタントがおらず、
スタイリストが、シャンプー、スタイリングも行う、
ということ。
たしかにそのほうが安心ではあります。

今回担当してくれたのは、男性の美容師さん。
初めてお願いするというのに、
ものすごく適当なオーダーをする。

「えーと、
 3ヶ月切ってないんで、ボリュームをおさえたい。
 長さはあごのあたりくらい。
 まるく、お願いします。」

すると、彼は、
「まるいの、得意なんで」
と言い切った。
ほう、じゃあ、期待していいのかな。

わたしは切ってもらうあいだ、
じっと美容師さんの手元を見る。
雑誌も読まず、ひたすらかたまっている。
きっとやりずらいにちがいない。

切ってもらっているあいだ、
いつもの美容師さんとのちがいがいろいろ見つかり、
全然落ち着かなかった。
やっぱり、わたしには、えのもとさん
(わたしと恋人がいつもお願いしている美容師さん)
じゃないとだめなのだー。

落ち着かないポイントは、いろいろあった。

まずは、香水がきつかったこと。
おそらく、上半身のどこかに香水をつけていたのでしょう、
顔まわりを切ってもらうときは、呼吸したくなかった。
美容師さんって、お客との距離が近い分、
そこは気をつけるべきじゃないかしら、と思った。

それから、美容師さんの手がわたしに何度も触れること。
顔まわりをカットするときに、指が顔にぶつかる。
サイドをカットするときに、わたしの肩に手をのせて、切る。
ふつうのひとは気にならないのだろうけれど、
わたしは自分のすきなひと以外のおとこのひとが苦手なので、
触れられるたびに、固まってしまった。

こう考えると、やっぱりいつもの美容師さんは、すてき。
もう浮気はしないよ。

でも、今回の美容師さんが作ってくれた髪形は、
とっても気に入った。
すごくいい丸みだ。
さすが、
「丸いの得意」
と豪語するだけのことはある。

突然その美容師さんが、
「エヴァンゲリオンって、知ってます?」
ときいた。
もちろん、知ってますよ。
今の世の中、知らないほうが少数派なんじゃないか。

「切ってるあいだ、ずーっと、
 綾波レイをイメージしてたんですよ。」

おーーー、なるほどね。
これからオーダーするときに、使うよ、それ。
芸能人やモデルは、その都度スタイルかわるけど、
綾波レイは、ずっとあのヘアスタイルだからなー、便利だ。

そんなわけで、わたしはいま、綾波レイと同じ髪型です。
でも、髪型だけで、性格は正反対です。
あんなにスタイルもよくないです。
ちょっとくらい近づけるよう、がんばってみようかしら。

3

雪がつもった。

土曜の朝、窓をあけると、大雪。
道路に、屋根に、すでに積もっていた。
愛知にきて、初めての積雪。
わくわくする。

こっちは、雪が降っただけで、交通網が大混乱になるので、
早速チェックしてみたが、
電車は通常通り運行しているらしい。
でも、遅れたら、いやなので、
いつもよりも一本早い電車に乗る。

窓から見える景色が、
いつもと全然ちがう。
まるで、ここが名古屋じゃないみたい。
いつもはひたすら読書に熱中していたのに、
今日は、ずっと窓の外をながめていた。

その日は、週末だっていうのに、
お店のお客さんがとっても少なかった。
そりゃあ、そうよね。
こんな大雪の日に、
のんびりと優雅なショッピングをするひとは少ない。
いつもよりも仕事がはかどって、うれしかった。

仕事を終えると、恋人からメールがあった。
「今日はお迎えに行くよ」
っていうメール。
でも、恋人は、車を持っていないので、
ちゃりんこでお迎えにくるのだ。

電車をおりて、わたしのちゃりんこに対面すると、
雪によって、すっかり変わり果てた姿になっていた。
かごには、雪が半分以上つもり、
ハンドルとサドルにも雪がつもる。
タオルでぬぐっても、凍っていて、とれない。
仕方がないので、そのまままたがると、
おしりがべしゃべしゃになったので、
恋人に自慢した。

道路はつるっつるー、だった。
つるつる路面は、北海道で経験済みだが、
そのうえを、ちゃりんこで走るのははじめてだ。

ハンドルをがっちりにぎっていないと、つるー、とすべる。
雪がつもっているところを走るには、
ものすごく力を入れてこがなくてはならないし、
坂道は、のぼらない。
「うわー、つるつるー、つるつるー」
と言いながら、恋人とちゃりんこをこぐ。
「おれはつるつるじゃないぞ」
と、恋人は反論していた。
だいじょうぶ、あと5年は大丈夫だよ。

お家に帰ると、恋人はシチューを作っておいてくれたうえ、
おふろをきれいにそうじしてくれていた。
恋人は、とても有能なのだ。
シチューであったまったあと、
お風呂でさらにあったまった。
寒い日のあったかいものは、格別。
だからわたしは、夏よりも冬のほうがすき。

0

モラルの存在。

お店で働いていれば、
お客さんからのクレームを目撃することも多い。

クレーマーは、
「お客が、いちばんえらい。
 だから、自分はえらいのだ。」
と、思っている。
同じ人間どうしだとは思ってはおらず、
自分を、大名か何かだと勘違いしている。
だから、自分のミスも、ふつうにお店のせいにする。
たとえば、
「あんたの店の駐車場で転んだ。
 服が汚れたから、クリーニング代出しなさい」
みたいな(もちろん実話)。

そして、おもしろいことに、
クレーマー気質は連鎖するらしい。

クレーマーは、大体夫婦とか、家族とか、
団体で行動するのだが、
だれかがそういう理不尽なことでキレていると、
ほかのメンバーもキレている。
だれも、
「よく考えたらさ、みっともないから、やめようよ」
とか止めるひとがいないのだ。
わたしは、その奇妙な連帯感をとても不思議に思う。

たとえば、わたしがへんなことで怒ったとする。
そしたら、恋人はわたしをなだめるし、
二人で同時に怒ったとしても、
あたりちらしたりはしない。
もしもどちらかがそんなふうになったとしても、
どちらかは、止めるだろう。

江國香織の「ホリーガーデン」にあるように、
結局は、感情的になったほうの負けなのだ。
感情的になる人間は、だれからも信用されないし、
自分で自分の価値を貶めるだけなのだ。

日ごろ、仕事に忙殺されると、
「ふつうのお客さんは、みんないいひと」
ってことを忘れてしまうけれど、
そういうクレーマーがいることで、
ふつうのお客さんが、いかにいいひとたちであるか、
っていうことに気づくことができる。
クレーマーの出現は、
そういうことに気づきなさいよ、
という神様からのお告げなのかもしれない。

ふつうのお客さんは、大体みんないいひとだ。
「ありがとう」って言ってくれたり、
熱心にわたしたちの話をきいてくれたり、
わたしたちのことを気遣ってくれるひとも少なくない。
世の中には、いいひとのほうが断然多い。

話は変わって、ミクシィのコミュニティのこと。
わたしがつくったコミュニティは、
特に大きな告知や宣伝もしないので、
未だ人数も少ないのですが、
その分、メンバー間の距離をちぢめたい、
と思って、
マイミクシィじゃないひとには、
「よろしくお願いします」メッセージを送っています。
ただのあいさつなので、返信を期待してはいないのですが、
ちゃんとみんな丁寧なメッセージを返してくれる!
みんないいひとだぜー。

世の中に、ちゃんとモラルは存在する。
わたしはそう思うことにする。

5

再び胃腸かぜの疑いのある恋人。

恋人が、また胃腸かぜになった模様。
一体何度め?
ちなみに、前回の胃腸かぜは、今年の正月ね。
スパン短かすぎですね。

何日か前から、「おなかイタイ」
と言って、また激しい腹痛を訴えだしたので、
その後ごはんを食べさせなかった。
これは、虐待ではなく、胃腸かぜは絶食しなくてはならないからだ。

2日間ほど、何も食べずに寝込み、
その翌日、仕事に行った。
病院に行け、と言ったのに、奴は行かなかった。
おそらく、胃腸かぜに慣れたのだろう。

さて。出社一日目。
メールで、恋人の安否確認。

「今日は調子いいよ」

とのこと。
だが油断は禁物だ。
消化のいいものを、と思い、
わたしが白飯をむしゃむしゃ食べる横で、
おかゆを食べさせた。
「おいしいよ」
とは言っていたものの、
奴がおかゆをすきじゃないのを、わたしは知っている。

そして、次の日。
「今日は大丈夫なのか?」
ときくと、大丈夫だ、と言うし、
「おならもできるようになった」
とも言う。
(今までは、危険だったので、できなかったらしい)
おならは、わたしにも披露されたが、
とっても弱々しい音で、完治していないことは明白であった。

でも、痛みがないなら、いいかなー、と油断をしたわたし。
本人もごはん食べたがっているし、
つい、白飯を与えてしまった。
彼にとっては、4日ぶりのごはん。
よっぽどおいしかったらしい、
「うまい、うまい」と言いながら食べていたのだが、
突然黙って、魚みたいな顔をしていた。
白飯に興奮しすぎて、唇の内側を噛んだらしい。
血が出ていた。
下唇をひっぱりながら、絶句している恋人の顔が、
あまりにも魚に似ていたので、
わたしは笑いをこらえきれない。

食事中、わたしたちはいろいろとしゃべる。
この部屋にどうしても緑を取り入れたいわたしは、
簡単に育てられて、食べられる野菜情報を集めていて、
かいわれは、1週間足らずで育ち、収穫できる、
という雑学を恋人に語っていた。

「かいわれもいいけど、プチトマトもいいよね。
 でも、ハーブもいいよねー。
 ねーねー、何が食べたい?」
とわたしが聞くと、恋人は直ちに

「ハンバーグ。」

と言った。
残念ながら、ハンバーグは育たない。

「あんたねー、話をきいてなかったってことだよね」
と、わたしが彼を責めると、
「ウェーイ」
と、小島よしおの真似をして、流しやがった。
むかつく。

食べ終わってから、恋人は、白飯をおかわりしようか迷っている。
「ここで調子に乗ったら、またぶりかえすよ。
 ほんとにちゃんと治ってからにしな」
と、たしなめると、
「そうだね」
とおとなしく引き下がった。おかしいぞ。

「おまえ、本当に治ったのか?」
ときくと、
「まだちょっとイタイ」
と言う。
なぜそんなうそをついたのか!?と、怒ると、
「だって、
 イタイって言ったら、またおかゆ食べさせられるから。
 お昼もうどんでがまんしてたから、
 ふつうのごはんが食べたかったんだもん」
だってさ。
お前は小学生か。

結局、食後すぐにおぢいちゃんのように丸くなり、
3度もトイレへかけこんだあげく、血便だったらしい。
全然治ってないじゃないのよ。
でも、自業自得だ。
イタイなら、ごはんは食べちゃいけないのだ。
もちろん、ごはんを与えてしまったわたしも悪いけど、
あまりにも浅はかな恋人に、ちょっと切なくなった。

本人もさすがに血を見てショックを受けた様子。
「病院に行く…」
とつぶやいていた。
明日から、1週間は、うどんとおかゆだな。

0

Diggyにめろめろ。

Diggyに会ったよーーーーーー。
うおーーーー。
いいでしょー、うらやましいでしょー、mikiちゃん。
お話したわけじゃないから、正確には「見た」んだけど。

ニュゥアルバムのプロモーションでDiggyがやってくるって、
ミクシィで知ってさ、
行かないわけにはいかないでしょう。
Diggyに会いに行ったよ。
ミクシィでコミュニティ入っててよかったよ、まじで。
今年はやっぱりいい年なのかもしれないよ、まじでまじで。

ラジオ番組の公開収録だったので、
スタジオ前には大勢のひとだかり。
ミクロなわたしは、まともに向かっていっても、
太刀打ちできないんだわさ。
というわけで、いつもパーソナリティーのひとが座っている
ちょうど真後ろの場所、
つまりは、スタジオの正面ではなく、
真横側でスタンバイ。
ここなら、きっと、Diggyがこっち向いてしゃべってくれる、
と確信していた。

待つこと10分弱で、Diggyがあらわれたーーー。
甲高い歓声に包まれるDiggy。
かっこよすぎる。
オーラ出てた。
けっこうがっちりしてた。
全身黒ずくめだった。
インナーがヒョウ柄だった。
ごつい時計してた。
やっぱしキャップかぶってた。

当たり前だけど、テレビや写真で見るよりも、
ずっとかっこいいんだぜー。
ほんとにかっこいいんだぜーーー。

わたしの目論見どおり、
Diggyは、わたしに向かっていすに座り、
わたしに向かって(正確には、パーソナリティーに向かって)
しゃべり始めた。
ものすごい至近距離だよ。
ライブよりもDVDよりも、ずっと近いよ、近いよ。
Diggyがこっちを見るたび、
目が合ったんじゃないかと思ってどきどきしてしまった。

始まる前に、パーソナリティーのひとと話すDiggy。
オンエア時はたいてい冷静沈着なイメージだったけれど、
そうじゃないときは、笑顔が多かったのが印象的でした。
Diggyにほほえみかけられて、ときめきました。
ラブ、ラブ。

しかも、ふつうにしゃべる声が、めっさいい声。
どうしよう。
あの声で何か命令されたら、
何でも言うこときいちゃうかもしんない。
どうにか、死ぬまでにデートしてくんないかな。

残念ながら、タイムアップになり、
Diggyはまだそこにいたのに、
わたしはその場を立ち去らなければならなかった。
それはそれは名残惜しかった。
半分あきらめかけていたライブも、
「行かなくてはならない」と燃え上がってしまったよ。
mikiちゃん、名古屋でいっしょにライブに行こう!

帰ってきてから、恋人に、
「いかにDiggyがかっこよかったか」
を延々と語り続け、
「今日はげんきだね」
と呆れられてしまった。
それでも懲りずに、ずっとATTITUDEきいてますよ。



実は、「ALIVE」のほうがよかったなー、
と思って、買ってからあんまりきいてなかったんだけど、
Diggyに会って、大興奮の今日は、
これがいちばんいいアルバムなんじゃないか!?
と考えなおしてしまった。
恐るべし、Diggy Magic。
前作よりも、グルーヴィーな仕上がりだし、
Diggyの歌い方のバリエーションがさらに広がってます。

今度こそ、なんとしてもDiggyにつりあう女にならなくては。
ビリーズブートキャンプを、
今まで以上にがんばれそうです。

3

お家でDVDレンタル。

恋人とわたしには、共通の趣味がいくつかあるのだが、
お互いの目的がきっぱりと異なっているのが、
我ながらおもしろい。

たとえば。

・おいしいごはんを食べに行く。
わたし→ おいしいデザートを食べたい。
恋人 → おいしいお酒が飲みたい。

・本屋さんに行く
わたし→ 雑誌か小説か実用書を読みたい。
恋人 → 漫画オンリー。

・映画を見る。
わたし→ ミニシアター系か、邦画。
恋人 → ハリウッド大作。

音楽の好みもちょっとちがっていて、
わたしがすきなSOUL'd OUTのことを、
恋人は、かなり毛嫌いしており、
わたしがきらいなコブクロの歌を、
恋人はいつもカラオケで熱唱する。
わたしがきらいだって知ってるのに、わざと。

というわけですから、
レンタルビデオやさんに行くと、
いつも借りたいものが分かれる。
あれも、これも借りたい、となるのだが、
そんなにいっぱい借りても見られないので、
いつもDVDやCDを選ぶのにかなり時間がかかっていた。

問題は、それだけではない。

わたしたちは車を持っていないので、
常にちゃりんこで移動する。
近所のレンタルビデオやさんまでは、
ちゃりんこで10分ほどの距離。
夏ならまだいいのだが、
冬に、ビデオを返しに行くためだけに、
ちゃりんこを走らせるのは、なかなかにつらいものがある。

それを、すべて解消してくれるのが、
ネットのレンタルサービス。
利用してみましたが、こんなにも便利だったなんて!
本当にすごいわよ。

わたしがえらんだのは、楽天レンタル。



いま、ちょうどスタートプランが980円になっていて、
いちばん安かったから。
1ヶ月に4枚借りられて、
(必ず2枚で配送される)
お家に届けてくれて、
送料も、延滞料もなくて、
それでお店より安いし、種類も豊富なんて、
文句のつけどころがない。

さて。
実際に利用してみた。

自分の見たいものを選んで予約すると、
在庫のあるものから発送されるのだが、
どうやら、そんなにたくさんの在庫はないらしく、
どれも「借りにくい」状態になっている。
しかも、サイトには、
「スムーズに発送するために、
 常時20タイトルの予約をお願いします」
と書いてあり、選んだ順番ではなく、
在庫があるものから発送されるというわけだ。
むー、イメージしてたのとは、ちがうな。

とりあえず、
基本の星矢と、マイケル・ジャクソンのCD、
あと、いまさら借りるのがはずかしいハリー・ポッター
(ロンドンにいたのに、見たことなし。もったいなさすぎ。)
などを、予約リストに追加。

さて。
15ほどの予約をし、翌朝チェックしてみると、
「発送しました」というメールが届く。
組み合わせは、
「パイレーツオブカリビアン」
と、柳楽優弥の「シュガー&スパイス」。
…微妙。

しかーし、DVDは、恐るべし早さで届いた。
金曜の夜に予約して、日曜には届いた。
あまりにも早くて、びっくりしちゃった。

見終わったら、
届いたときの袋に入れて、ポストに投函するだけ。
返却期限もなし。
らくちんすぎるー!

「これ、と思ったものを、今見たい!」
というひとには、あまりおすすめできないかもしれないが、
レンタルビデオやさんに行く時間と手間を考えたら、
ものすごく合理的なシステムですよ。

楽天レンタルだけじゃなく、
ほかにもいろんな会社がサービス提供してます。
自分に合ったところをみつけてね。

2

細かすぎて伝わらないモノマネ選手権。

You tubeで調べたいことがあったので、開く。

調べものは、3秒で済んだ
(しかも、発見できなかった)のだが、
やっぱりおもしろいものをみつけて、
その後、1時間くらい見続けてしまった。
安易にyou tubeを開いてはいかん。

というわけで、何を見ていたかというと、
タイトルどおり、
「とんねるずのみなさんのおかげでした」
の企画のひとつ、
「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」。

何がおもしろいって、
出場者の着眼点のすばらしさと、
落とし穴に落下する絶妙なタイミング。
モノマネのうまいヘタは関係なく、
無条件に笑えるのだ。
あと、関根勤の、誠実なのか、ばかにしているのか、
その境目がわらからないコメント。
あー、おもしろすぎる。

見たいひとは、こちらからどうぞ。

ついに、最後まで見てしまったのだけれど、
いちばん衝撃的だったのは、
森田まりこ、というひと。
このひとはすごいぜ。
柳原可奈子を見たときよりも衝撃的でした。

1度目、2度目と、
「宝塚音楽学校を受験する女子高生」のネタを披露したのに、
決勝戦では、「リアルゴリラ」(リアルなゴリラのマネ)。
そのギャップのすごさに、だれもが彼女の虜になってしまう。

本当は、この番組のはじめから最後までを通して見て、
彼女のおもしろさを深く理解していただきたいのだが、
時間がないひとのために、
こんな便利な動画を見つけたんです。

森田まりこ 詰め合わせ

これからも活躍していただきたい芸人さんです。

4

木製の汁椀。

いまのお店で働くようになってから、
和食器に興味を持つようになった。

いままで、食器といえば、
丈夫で、オールマイティーに使えるよう、
厚手て、白くて、シンプルなかたちのものしか買ってなかった。

でも、和食器は、奥が深いんです。とっても。

そんななかで、いま、いちばんほしいものは、
木でできた、汁椀。
木製品は、断熱性が高いので、
熱い汁物を入れても、それほど熱さを感じることなく持て、
なおかつ汁物をあつあつに保てる
合理的な器なのです。

ちょっといいお値段ですが、
いつも使うものこそ、上質なものを使いたい。

木製の汁椀には、
塗りものと、木目を生かしたナチュラルなものと、
2パターンありますが、
わたしがほしいのは、ナチュラルなほう。
素材によって、色味や木目がちがうのがたのしい。
たとえば、こちらの写真をご覧あれ。

   

左は栗の木でつくられたもの、
右は、欅の木でつくられたもの。
栗が、黄色がかった色をしているのに対し、
欅は、赤みがかった部分とそうでない部分がミックスされてる。
この器を販売しているお店によると、
欅は同じ種類の木でも、使う部位によって、
色がちがってくるのだとか。

あと、メープルでつくられた、こういうのもありました。



色味をちがえて、ペアでそろえてもいいかもねー。

自分用だけを買うのも忍びないので、
恋人用もそろえるとなると、
どうしても慎重になってしまう。
どれを買おうかなーーー。迷います。

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The cat like a statue.

名古屋城に行ったら、こんなねこがいた。

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そばに行っても、ぎゅっと目をつぶったまま、
銅像のように動かない。

さむいのかな。
ねむいのかな。
それとも、人生に疲れちゃったのかな。

ねこにも、いろいろ事情があるのかもね。

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おにぎり。

今日は、久々に週末のおやすみ。
特に、予定もなかったので、
朝からおにぎりをにぎった。

このごろ、ほぼ毎日、恋人がばんごはんを作ってくれていたので、
日ごろの感謝の気持ちをこめて、
きちんとした朝ごはんをつくろうと思ったのだ。

わたしの方が帰りが遅いことが多いので、
「ばんごはん、つくらなくてもいいよ」と言っても、
「べつに、料理きらいじゃないからね」
と言って、さりげなくつくってくれていた。
「つくってやってんだぞ」的な
おしつけがましさが一切ないところが、
恋人のよえらいところだ。

さて。
おにぎりは、
鮭わかめふりかけをまぶしただけの手抜きのものと、
ねぎみそを中央に入れたものと、
かつおぶし、しらすにちょっとしょうゆをたらしたものの3種類。

形よくにぎるのはできたけれど、
美しく海苔を巻けない。
おにぎりすらまともにつくれないなんて、
日本人として、どうかと思う。

おにぎり.jpg

いつもは究極に寝起きの悪い恋人だが、
「ほら、おにぎりができているよ」
と言って起こすと、
「おにぎりー」と言って起き上がり、
寝起きですぐに、ぱくついていた。

おにぎりにすると、いっぱい食べられるのはどうしてなのかしら。
やっぱり、日本人のソウルフードだからかしら。

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