ABSOLUTE LIFE

すてきなものにかこまれ、すてきな音楽をきき、すてきなものをたくさん見ることが、心のビタミン補給です。
2

携帯電話について。

vodafoneのことを書いていて、
そういえば、携帯電話のことを書くのを忘れていたので、
イギリスの携帯電話事情について説明したいと思います。

一度持つと、手放せなくなるのが携帯電話。
しかも、不安な海外だし、やっぱりあったほうが無難です。
ともだちもつくりやすくなるしね。

で、日本の携帯電話を持っていったほうがいいか、
それとも、イギリスで買った方がいいか、
こっちに来る前、悩んでました。
ドコモに相談してみたら、
やっぱりイギリスで買ったほうが安くなるみたいです。
日本の携帯電話を使って、イギリスの番号にかけると、
結局は日本を経由してかけることになるので、
国際電話扱いになってしまうし、
かといって、日本にかける場合は国内と同じわけでなく、
やっぱり高くなるみたいだし。
メールの受信料なども高くなる、とも言われました。
「だから、ともだちには、メール送らないでー、
 って言っておいたほうがいいですよ」
だって。
いや、あなたドコモのひとなんだから、なんとかしてよ。

じゃあ、休止にしようかと思ったら、
3ヶ月間しかできなくて、それ以降は解約になるらしい。
なので、電話番号をキープするため、
結局は、一番安い料金プランを契約したまま
イギリスで携帯電話を購入することに決めました。

「海外でも使える」
と、気軽に宣伝しておきながら、
ユーザーの気持ちをとことんへこませるドコモのサービス…。
もっと柔軟性を持つべきだと思いました。

イギリスの携帯電話は、
日本の携帯電話とは、根本的に異なっています。
というより、日本の携帯電話のシステムが、
世界的に見て、特殊だと言えるようです。

日本の場合、
まず、携帯電話会社を選び、それから機種を選びますよね。
もしくは、逆の場合も然りですが。
すなわち、携帯電話会社によって、機種がちがうわけです。

でも、他国では、そういうシステムはありません。
携帯電話を購入するとき、
からっぽの携帯電話と、
SIMカードと呼ばれる小さなチップを購入します。
からっぽ携帯電話に、そのSIMカードを挿入して使います。
このSIMカードに、各種データが埋め込まれているので、
携帯電話機そのものは、会社を気にせずに選べるのです。
たとえば、
「今はvodafoneだけど、高いから、ちがう会社に変えたい」
というとき、
SIMカードさえ購入すればOKというわけです。
日本のように、機種そのものを変更する必要がないのです。
(たまに例外もありますが。)

つまり、からっぽの携帯電話を持っていれば、
他の国へ行っても、SIMカードだけを変えれば
使えるようになるのですよ。便利ね。
ちなみに、日本のシステムの方が、
機能的にいろいろ優れている点も多いようですけれど。

さて。
わたしのような短期滞在者は、
「Pay as you go」
という、プリペイド式の携帯電話を使うことになります。
本当は、日本と同じような月毎契約式の方が、
断然安くなると思うのですが、契約できないらしい。
まず、携帯電話とSIMカードを購入し、
10ポンドくらいお金をチャージしておきます。
すると、すぐに使えるようになります。

お金をチャージすることを、
オイスターカードと同じくTop-Upと言います。
携帯電話ショップや、スーパー、ドラッグストア、
銀行ATMなど、どこでもトップアップできます。
トップアップがゼロになると、
電話をかけることはできなくなりますが、
電話やテキストメッセージを受けることは可能です。

日本の携帯電話のメールは、Eメールなので、
パソコンともやりとりができますが、
こちらで主流なのは、テキストメッセージです。
ドコモでは、「ショートメール」と呼ばれるやつです。
みんな、電話番号にメッセージを送ってます。
Eメールアドレスも持てるのかもしれませんが、
誰もEメールでやりとりしてないので、
使う必要がないのです。

イギリスの携帯電話会社は、
vodafone、O2、orange、3、Virgin、T-mobile
などがあります。
これらの名前のお店は、日本の携帯電話やさんと同じです。
ですが、「携帯電話を販売するだけ」のお店もあります。
carphone warehouseとか、4uという名のお店がそれです。
これらのお店は、携帯電話会社ではなく、
ただ単に携帯電話を販売する会社なので、
いろんな会社の携帯電話を扱っています。
それぞれ比較して、選べます。

どこの携帯電話会社がいいのか、というのは、
そのひとの感覚によります。

とにかく安いのがいいのなら、
orangeとか、3などがいいと思います。
でも、もしロンドン以外でも使う、とか、
セントラルロンドンから離れたところに住んでいるのなら、
カバーエリアが広いvodafoneや、O2がいいでしょう。

わたしは初め、orangeで、
10ポンドの携帯電話をみつけ、購入したのですが、
ネットワークの状態がよくないらしく、
お家にいると、電波がなかったので、
即効リファンドしました。

それで、4uの店員に、
「とにかくカバーエリアが広い会社はどこだ」
ときいたら、vodafoneだったので、
vodafoneの携帯電話を30ポンドで購入しなおしました。
もうすこし安く購入することも可能だと思います。

vodafoneの通話料は、1分30ペンス(70円)とありえないほど高いです。
でも、夜と週末は10ペンスになります。
わかりずらいけど、フリーウィーケンドもあります。
そして、orangeより、断然電波いいです。なのでがまんします。

何か、携帯電話のことで不明なことがあれば、
コメントください。
わかる範囲でお答えします。

2

vodafoneの陰謀。

わたしはvodafoneの携帯電話を使っている。
そのサービスのひとつに、
「FreeWeekends」
というものがあるのだが、
これについて、わたしは悩まされていた。

このサービスは、
月曜から金曜のあいだに5ポンドを使うと、
金曜の真夜中から日曜日まで、
ただで電話がかけ放題という文句のサービスなのだ。

これに申し込めば、パソコンがなくても、
長電話ができるじゃないか。

と思ったわたしは、早速申し込んだ。

が、
全然フリーじゃない。
トップアップがどんどん減っていく。
なぜだ。

もしかしたら、0になっても、ふつうに電話できるのかも、
だって、フリーウィーケンドっていうくらいだし。

と思っていたら、イギリスはそんなに甘くない。
ぶちっときれた。

全然フリーじゃない。どういうことだ。

わたしはvodafoneの店に行き、
「フリーウィーケンドに申し込んだけど、
 トップアップが減ってくの。
 どうなってるのかしら」
と、店員にたずねた。
しかし、ここは、ロンドン。
店員は、
「I don't know.(知らねえ。)」
と言った。
完全にやる気ゼロだ。

仕方がないので、ほかの店員さんにきいてみた。
彼女は「I'm new(新人です)」
というバッヂをつけているから、
こないだの奴みたいにすかしてないはずだ。
彼女は
「カスタマーサービスに電話するといいわ」
と言って、カスタマーサービスの電話番号をおしえてくれた。

家に帰って早速かけてみる。
しかし。
「Number not in use.(この番号は使われておりません)」
さすが新人。やってくれる。

結局自力で番号を調べ、かけてみた。
すると、おっさんが出た。
おっさんは何を言っているのかさっぱりわからず。
おっさんもわたしが何を言いたいのかわかならかったらしく、
テクニカルサービスに電話はまわされた。

テクニカルサービスでも、
「ちょっとくわしく調べるから、数分待ってて」
とか、
「やっぱり同僚に代わるから待ってて」
とか、いろいろすったもんだがあったあげく、
早口の男が出た。
「先週末、どこに電話をかけたのかおしえてくれ」
と言う。
「電話見ないとわからないよ」
と言うと、
「じゃあ、もっかいかけ直せ」
と言うじゃないか。
「あんたと話すにはどうしたらいいのか」
というと、
「またカスタマーサービスにかければ」
と言う。
あのね、これ、無料じゃないんですよ。
お金払ってるんですよ。

でも、とりあえず、その場は電話をきるしかなかった。
だって、彼の言っていることがわからなさすぎるのだ。

ホテルを予約したり、ツアーを予約するために、
今まで何度か電話をかけたことはあったけど、
ここまで言葉がわからなかったのは初めてだった。
彼らの英語はわからなさすぎる。
でも、わたしは完全に自信を失ってしまった。

電話は、面と向かって話すよりもむずかしい。
表情、口の動きなどが見えないし、
音もクリアじゃないからだ。
でも、ここまでわからないとは。

それに、vodafoneのひとたちのあまりの不親切さも重なって、
わたしはものすごーーく悲しくなってしまった。

わたしは泣きながら2度目の電話をかけた。
また初めからやり直しだ。

でも、イギリスの電話代は、ものすごく高い。
大して使ってないのに、月に1万円くらいは平気で飛ぶ。
だから、フリーウィーケンドはだいじだし、
何より、これは練習なのだ!

泣きながらだったので、
初めに対応してくれていたひとは、相当困っていたが、
なんとかテクニカルサービスにまわしてくれた。

また何人かにたらい回しにされ、だいぶ待たされたあげく、
今度電話に出たテクニカルおにいさんは、
ものすごくクリアなブリティッシュイングリッシュだった。
わかる、このひとの英語はわかる!

前のひととは全然対応がちがい、
「じゃあ、履歴を調べてみるねー」
と言って、ちゃんと、全部調べてくれた。
最初からこのひととお話したかったなあ。

なんと、原因は、わたしがかけていた番号だった模様。
フリーになる番号と、そうでない番号があるのだそうだ。
わたしがかけていたのは、フリーにならない番号だったらしい。
そんなこと、リーフレットには一言も書いていなかったのに。
しかも、これもまったくのフリーってわけじゃなく、
59分かけたら、いったん切って、もう一度かけ直さないと
課金されてしまうらしい。
これも書いていなかったわよ!

っていうか、何なの、そのわかりずらいシステムは!!
そんなに制約があるなんて、知らなかったわよ!

でも、
このテクニカルおにーさんは、とても親切で、
いろいろ、ちゃんと、おしえてくれた。
とてもすてきなおにーさんだった。
わたしをvodafoneの陰謀から救ってくれて、
本当にありがとう、テクニカルおにいさん。

たまにいいひともいるけどさ、
でも、ほとんどのひとは、
「サービス業に従事するものが、サービスを提供する」
という当たり前のことができないみたいです。
それに比べたら、日本のひとたちはきちんとしてます。
日本人ばんざい。

2

ジャングルさん。

恋人が、
「みんなやってるから、
 おれもブログやってみようかなー」
と言い出した。

わたしはすかさず、
「やめた方がいいよ、絶対続かないから。」
と、相手にしなかった。

恋人の場合、極度にパソコンに弱く、
メールアドレスすら持っていないので、
ブログの登録の時点で、
ギブアップするであろうことが明白だったのだ。

すると、彼のプライドに火がついたらしい。
「おれはやるぞー」
みたいなかんじで、燃え上がってしまった。

「じゃあ、おれ、うさぎのブログに毎日コメントする。
 それで続いたら、ブログもできるもんね。」
と、意気込んで、彼は言う。
おう、できるもんならやってみな。

それから彼は、「ジャングル」という名前で、
わたしのブログにコメントを書き始めた。
どうしてハンドルネームが「ジャングル」なのか、
たずねてみたところ、
彼の髪は天然パーマで収拾がつかなくなっており、
ジャングルのようになっているから、だそうだ。
たしかに。

しかし。
彼のことばとは裏腹に、
ジャングルさんが登場したのは3日間で、
「おれ、無理だー」
と早速ギブアップ宣言していた。
予想通りだった。

「だって、あのコメント書くのに、
 30分以上かかるんだもん。」

…えええええ!?
たった3行ほどのコメントにそれだけかかってるなら、
ブログはかなりハードル高いですね。

そんなわけでですね、
ジャングルさんは、恋人です。
彼の天然の片鱗を見たい方は、
ジャングルさんのコメントを探してみてください。

2

だめなものは、よける。

ロンドンに住んでいるひとたちにとって、
外国人留学生をホームステイさせることは、
あくまでも収入を得るための手段です。
日本人が考えるように、
「学生さんをたすけてあげる」とか、
「異文化交流」とか、そんな概念からは程遠いわけです。

というわけで、わたしがステイしているお家には、
リビングのほかに2つの寝室があるんですが、
ステイ先の夫婦はリビングで眠り、
1つの寝室をわたしに、
もうひとつの寝室である、わたしのとなりの部屋を
ほかの学生に貸しています。
わたしは、ごはん代を含め、毎月10万円以上を払っているので、
なかなかいい収入になるわけです。

おとなりさんは、
初めが3人のイタリアンガールズで、
その後、2人のアフリカンガールズがやってきました。
みんな女の子ばかりだったし、ステイ期間も短かったので、
特にそんなに気にならなかったのですが。

約1ヶ月前に、韓国人男性がやってきてから、
彼はわたしの悩みの種になりました。
どうしても、彼を受け入れることができなくて。

彼は、自分からコミュニケーションをとろうとしません。
まだ英語に慣れていないからかもしれないが、
それは誰でもおなじ。
自発的にコミュニケーションをとろうと努力しないのは、
英語力とはまた別の問題だ。

その日、彼はまちがってわたしの部屋のドアをがちゃりとあけた。
わたしの部屋には鍵がついていないのだ。
わたしはシャワーを浴びたてで、「何さ」と言うと、
彼は謝りもせず、ただ、笑ってごまかすだけだった。
いくら英語に慣れてないからって、
I'm sorryくらいは言えるはずだ。
ちゃんと服を着ていてよかった。

初日から、彼の人間性について、かなりの不安を抱いた。

彼が来て2日目。
みんなでカムデンタウンにおでかけし、バーで飲んだ。
やはり、話しかけない限り、言葉を発さない。
ホストマザーのカーマンが、彼に
「あなたは恋人とかいないの?」
ときいてみると、
「いるわけがない」
みたいなかんじで、完全否定。
カーマンが、
「昔はいたでしょう?」
と話をふっても、
「そんなの忘れた」。それだけ。
そりゃあね、カーマンだって、本気で興味があったわけじゃなく、
会話をしようと気を使ってくれていたんですよ。
ネタがないなら、ほかの話をふればいいのに、
これじゃあ、会話にならない。
常につまらなそうな顔をしているので、
彼がそこにいるだけで、わたしは気分が重かった。

そんななか、カーマンが、彼に
わたしといっしょにノッティングカーニバルに行くよう強制した。
わたしはタイ人のおともだち数人といっしょに行く約束をしていたので、
それをカーマンに話したところ、
勝手に彼を誘ってしまったのだ。
彼は、音楽とか、ダンスとか、全然興味なさそうなのに、
カーマンがあまりにも強くすすめるので、
彼は「行く」といわざるをえない状況に追い込まれてしまった。

なんてことをしてくれたんだ、カーマン。
っていうか、彼も興味ないなら断ればいいのに。
そういう意思表示ができないことも、わたしの気を重くした。

わたしはその夜、泣きたくなるような気分で、
本気でどたきゃんしようかどうしようか、迷った。
だって、彼がわたしの気を重くさせるのは明白だ。
ものすごく悩んだけど、
そんなことのためにカーニバルを逃したくないし、
タイ人のおともだちの信用もなくしたくないので、
自分をふるいたたせて、行くことにした。

が、
やっぱり予想通りだった。
彼は、決して自分からコミュニケーションをとろうとしない。
ほかのタイ人の子たちが、いろいろ話しかけていたものの、
ずっとつまらなそうな顔をしており、
人ごみと、大音量の音楽に疲れきった顔をしていた。
せっかくのカーニバルだったが、
みんなへの申し訳なさで、わたしは相当気が重かった。

その次の日。
ホストファザーのマイクが、
「彼を明日の朝、学校に連れて行ってあげて」
と言う。
わたしはその時点で、彼に疲れきっていたのだが、
マイクはいいひとなので、彼のために連れていってあげることにした。

わたしが話しかけて、彼が話したことは、
「バスに乗って、外出するのはこわい」
「ロンドンの家はみんな同じ形をしているので、わかりずらい」
「ロンドンの女は皆、でかすぎて、こわい」
ということだった。
これが、30歳を過ぎた男の言い草かと思ったら、
わたしは呆れ果てるのを通り越して、悲しくなった。

わたしはカーマンに、
「どうもあのひとを受け入れられないよ」
と話した。
でも、カーマンは、ちゃんと彼を理解してあげていた。
とても大人なのだ。
彼女と話した後、わたしは自分を責めた。
どうしてわたしは彼女のように
すべてのひとを受け入れられないんだろう、とか、
なんでこんなに人に対するすききらいが激しいんだろう、とか。

それで、自分を貶めないために、
もうすこしがんばってみようと決めた。

その次の週末。
カーマンが、マーケットに買い物に行く、というので、
いっしょに行くことになった。
彼も誘っていいか聞かれ、「いやだ」と心のなかで叫んだが、
がんばってみようと決めたので、いいよ、と答えた。

でも、彼とカーマンと3人で歩いているあいだ、
わたしはかなり気が重く、それが顔に出ていたらしい。
「うさぎ、どうしたの?
 あなた、すごくへんな顔してるわよ」
とカーマンに何度も言われた。
でも、どうがんばっても、憂鬱さを取り払うことはできなかったのだ。

3人で食事をし、カーマンがトイレに行っているあいだ、
彼とふたりっきりになってしまった。
その日、わたしは彼と口をきいていなかったので、
一応話しかけてみた。
「ロンドンって、外食が高いよね。
 わたし、ロンドンではデザートを頼めないよ」
と言うと、彼は、
「I hate London.」(おれ、ロンドンだいっきらい)
と言った。

そんなことを言われたら、
「国に帰れ」
と言うしかないでしょう。
もちろん、言わなかったけど。

もうわたしは彼とコミュニケーションをとろうと努めるのをやめた。
話しかけてもぐちしか言わないのなら、
無理やりわかりあう意味がない。
わたしの意識を否定的な言葉でよごさないでほしい。

ずーっと彼となかよくできないことを悩んでいたけれど、
だめなもんはだめだって、わかった。
世の中すべてのひととなかよくすることは、
わたしには無理なんだってことがわかった。
そういうひとは、カーマンみたいにやさしい大人にまかせればいい。
わたしは自分のできる範囲で、ひとにやさしくすればいいのだ。

わたしはカーマンに、
「もう2度と彼とはおでかけしません」
と宣言した。
それはきっと、彼ら夫婦を悲しくさせたと思うけれど、
でも、彼らにとっても、
明らかに変な顔をしているわたしと彼に挟まれておでかけするのは、
本意ではないはずだ。

とにかく。
せっかくはるばる韓国からロンドンに来てるのに、
平日も週末も、図書館にしか行かないような男を、
わたしは理解することができないのだ。
彼が学校に通うようになって、約1ヶ月経ち、
頻繁に見かけるのだが、
だれかといっしょにいるところを一度も見たことがない。
まあ、それが彼の生き方なんでしょう。

わたしはもう彼に関わらない。
どうしてもだめなものは、よけていい、って、
斉藤一人が言ってたからね。

恋人に彼のことを相談したら、
「お面かぶせとけば?」
というナイスなアドバイスをくれたので、
いつか、すてきなお面を発見したら、
もう一度がんばってみようかしら、と思ってはいるけれど。

5

りすとたわむれています。

ひまさえあれば公園に行ってます。
ロンドンはものすごく広い公園が、
ものすごくたくさんあるので。

公園はべんりなんです、いろんなことをするのに。

まず、ごはんを食べるのにべんりです。

お昼ごはんを食べようと思っても、
ロンドンは高すぎて、
レストランはおろか、
カフェやファーストフードのお店にも入れないので、
スーパーで、サンドイッチなどの食べ物を買って、
家から持参した水とともにいただくのが、
いちばん経済的な方法なんです。
まあ、サンドイッチ一個でも、軽く500円を越えるんですが。
そのかわり、フルーツは日本よりも種類が豊富で
安いような気がするので、
マンゴーとか、ぶどうとか、桃などをいっしょに食べます。
みずみずしくてしあわせな気分になります。

あと、考えごとをするのにべんりです。

だって、何にもないんですから。
ただの野原なんですから。
ぼーっとできます。
わたしはまめに自分の方向性を確認したり、
将来の計画を立てたりしているので、
ノートとペンだけを持って公園に行き、
本当に自分がしたいことと、
それを実現させるために必要な計画を整理します。

ロンドンに来て、自分の時間がたくさん持てたので、
いろんなことをじっくり考えることができました。
自分の方向性をクリアにできたことは、
大きな収穫だったと思っています。

あと、お昼寝をするのにべんりです。

ロンドンは天気が不安定で、晴れた日が少ないので、
太陽の光がとても貴重に思えます。
日光のもとでお昼寝をするのは、
ロンドンではぜいたくなことなのです。

こないだ、Green Parkで、上記すべてをこなしていたら、
りすを発見しました。

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りす、人に慣れてます。
わたしが写真を撮ろうと追いかけていったらね、
「なに?」
ってかんじで、ふりかえって、
じーっとこっちを見てたのよー。
なんてかわいいのかしら!

ロンドンに来たのが夏でよかった。
人が多いし、ステイ代も高くなるけど、
でも、日が長いし、公園を満喫できるし、
りすにも会えるから。

7

フラワープリントのメジャー。

ロンドンの雑貨、第二弾は、
フラワープリントのメジャーです。

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横は、7.5cm、たて7.5㎝、あつさ3㎝です。

メジャーは、すてきなお部屋を作るのに必要です。
家具を買うときは、
部屋のサイズをしっかり採寸しておくことが重要だし、
カーテンなどのファブリック類にも必要。

メジャー、というと、事務用品的な要素が強く、
こういう華やかなデザインのものはあまりないのですよ。
商品のサイズを測るのに必要だと思っていたら、
ちょうど発見したので、
自分用も含めてまとめて購入したら、
「あなた、これがよっぽどすきなのねー」
と店員さんに感心されました。
だって、かわいいじゃないか。

単位は、センチメートルとフィートです。

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白いボタンを押すと、固定できます。

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背面にはクリップつきです。

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白と黒の2色を用意しています。

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白は、小さい花がちりばめられていて、かわいらしいデザイン、
黒は、コントラストがはっきりした大人なデザインです。

値段は、ロンドンからの送料を含め、2400円でいかがでしょう。
Buymaにて出品中ですので、こちらからもどうぞ。

コメント、ひやかし、感想をお待ちしています。

2

ワイト島 その3。

またワイト島のつづき。

海を思う存分満喫したあとは、
シャンクリンという場所へ向かう。
ここには、こんなかんじの古いコテージがたくさんあるんです。

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ふつうのお店だったり、ホテルだったり、
パブだったりします。
昼間から、みな、ビール飲んでます。

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すてきです。

時間がなくていけなかったのですが、
わたしの学校の先生が言うところには、
シャンクリンの森がとてもきれいなのだそうです。

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残念ながら、入り口を見ただけでがまん…。

その後、おみやげやさんを冷やかす。
どうしてこう、おみやげやさんって、
あかぬけないものの宝庫なんだろうか。
そのなかでも、ひときわ目立っていたギャルの温度計。
Tバックですよ、Tバック。

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こんなかんじで、あっという間に終了。
ロンドンもいいけど、郊外もとってもきれいでよかったよー。
日帰りツアーでしたが、30ポンド弱でまわれました。
これだけたくさんいろんなものが見られれば、満足です。

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ワイト島 その2。

ワイト島のつづき。

そのつぎに、わたしたちは、ちがう海岸へ向かう。
今度は、ベントノール、という海岸。

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たしかにこの日は、天気がよくて、
あたたかい日ではあったのだけれども。
みんな水着で泳いでる!

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信じられない…。
わたしは上着を着ていても寒かったのに…。
欧米人は、日本人よりも体温が高いので、
わたしたちとは体感気温がちがうみたいです。

もちろん、わたしたちは、泳げませんので、
砂浜をかけまわったり、文字を書いたりしてあそぶ。

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これは、タイ語で両親へのメッセージを書くジップ。
タイ語って、響きがやわらかいし、
文字もかわいらしいのですよ。

ちょっと丘をのぼると、海辺のレストランがあった。
こんな景色を見ながらお食事したら、
きっと気分は最高だろうなー。

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こっちのひとたちは、外でお食事をするのがとてもすき。
公園には、ピクニック中のひとがたくさんいるし、
レストランやカフェにも、ちゃんとテラス席が用意されてます。
わたしも、外食代を浮かせるために、
いつも公園で食事をしていたので、
屋外でお食事することがすきになりましたよ。
うれしいような、悲しいような。

ちなみに、レストランの入り口には、
船長が仁王立ちしてました。
けっこう大きい。こわい。

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この海岸には、ワイト島の形をした
こども用プールがあります。

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ワイト島って、こんな島なんです。
北海道に、似てなくも、ない。

ワイト島、また明日もつづきます。

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ワイト島 その1。

タイ人のクラスメイト、ジップが、
「ワイト島に行きましょう」
と誘ってくれたので、
ツアーを利用して、いっしょにいくことにした。

ワイト島とは、イギリス本土の南にぽつんとある、
小さな島です。
海、山、畑、など、自然が豊かな観光地の1つです。
わたしにとって、はじめてのロンドン脱出だ。
ワイト島のことはまったく知らなかったのだけれど、
わたしのクラスの先生が、
「とってもきれいなところよー」
とおすすめしてくれたので、
行ってみることにしましたよ。

ロンドンを朝7時半(!)に出発し、
コーチ(長距離バス)で、南へ向かう。
サザンプトンというところの港から、
コーチごとフェリーに乗り込んだ。

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ねずみ色の雲がたちこめるものの、
海の色はきれい。
やっぱり、日本の海とは、色がちがうね。

さて。
ワイト島に到着すると、
ロンドンとは、全然ちがったのどかな風景が広がる。
広大な丘陵、素朴なお家、
放牧されるひつじや馬。
これは、まるで北海道だー、と思いました。
それまで全然日本が恋しくなかったのだけれど、
そういう自然の風景を見ていると、
猛烈に北海道に帰りたくなりました。

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1つめの名所は、ニードル、という岬。
展望台からの眺めはこんなかんじ。

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この海岸は、「カラーサンド」と呼ばれるものが人気とか。
早速、海岸まで見に行ってみることにした。

海岸まで降りるには、リフトを使います。
エレベーターとかじゃなくて、
ふつうの、スキーみたいなリフト。
スキーの場合は、山を登っていくからいいけどさ、
山をリフトで降りるのは、相当こわいですよ。

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でも、海の色を見たら、恐怖もふきとんだ。
なんでこっちの海は、
こんなに深いエメラルドグリーンをしているんでしょう。
天気もよかったので、
その美しさがますます引き立っていました。

さて。
うわさのカラーサンドはどこでしょう。
ここの海岸は、砂浜じゃなくて、小石がしきつめられています。
「砂がないよー」
とジップと話していたが、らちがあかないので、
となりでひなたぼっこ中のおっさんにきく。
すると、「これだよ」とおしえてくれたのだが、
それはそのへんに転がってる小石!

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確かに、色つきではあるけれどもね、
砂じゃないじゃん、「サンド」じゃないじゃん。
でも、まあ、海がこれだけきれいだから、まあいいか。

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このつづきは、また明日。

2

しつこすぎると思うの。

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そんな、6回も書かなくても、
お店のなかにベッドいっぱいおいてあるし、
だれが見ても「ベッドやさん」だって、わかると思うの。

3

最後のランチはわがままで。

友人のイタリア人ステファノが、帰国することになり、
最後にいっしょにランチをいただくことになった。

この日のお店は、
wagamama」という日本食レストラン。

このお店、ロンドンにたくさんあるんですが、
内装もきれいだし、
お料理も、まあまあ、なかなか。

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ただし、値段が高いです。
わたしはラーメンをいただいたのですが、
約8ポンドでしたねー。
二千円ですぜー、ラーメン1杯で。
たまにならいいけど、頻繁には通えない。

わたしはステファノに、味噌ラーメンをおすすめした。
これが、なかなかにおいしい!
そして、このOKサインです。

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ちなみに、ステファノは、わたしと同じ27歳です。
はじめ、「いくつに見える?」ときかれたとき、
若めに「32歳くらい?」と言ってみたら、
へこませてしまいました。
ごめんなさい。

ステファノは、初めてのヨーロッパ人のおともだちでした。
とても女がすきでした。
いつも女ばかりを見ていました。
いつも女に話しかけてばかりいました。
いつも女の話ばかりしていました。

ある日
「どうしてそんなに女がすきなのか。」
ときいてみたら、
そんなこと考えてみたこともなかったらしく、
本気で答えに困っており、最終的に、
「それが男の生きる目的だろ?」
みたいなことを言っていました。

最後に名刺をもらったら、彼のお家は会社を経営してました。
もっと前に金持ちだって知ってたら、
もっといっぱいたかってたのに

名刺にメールアドレスが書いてあったので、
メールを送ってみたら、
「うさぎ、よく覚えておきな。
 きみは、小さいけど、強い!」
という、励ましてるのか、けなしてるのか、
よくわからないことがかいてありました。

どの部分でわたしを強いと思ったんだろうか。
それが気になるので、今度メールできいてみよう。

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ロンドンデザインホテル。

デザインのよいホテルに泊まるのが趣味です。
ほかのひとにくらべて、異常にすきだと思います。
旅行じゃなくても、ただぼんやりするためだけに、
ひとりで泊まりに行ったりします。
すてきなデザインのホテルに泊まるためには、
労を惜しまず、徹底的にリサーチします。
将来お金持ちになったら、
世界のデザインホテルをめぐるのを夢見ているほどに、
ホテルに泊まることがすきです。

そんなわたしにとって、
ロンドンはデザインホテルの宝庫です。

来月、恋人が、1週間だけロンドンに来るので、
そのときに1回だけ、
デザインホテルに泊まりましょう、ということになった。
というか、わたしが主張した。
だって、せっかくの機会だもの、
ロンドンのホテルを見てみたいじゃないか。

ヨーロッパでは、ホテルのランクを☆で表します。
☆が多ければ多いほど、いいホテルってこと。
五つ星が最上級です。

わたしは迷った。ものすごーく迷った。
ロンドンには、デザインのよいホテルがありすぎるうえ、
五つ星の有名なホテルもたくさんあるからだ。

でも、1泊350ポンド、とか言われると、ちょっとびびる。
わたしと恋人は、そんなホテルが似合うほど、
大人ぶることはできないので、
結局はデザイン重視でえらびました。
どこに泊まるかは、来月までのおたのしみ。

というわけで。
ロンドンのデザインホテルを徹底的にリサーチしたうえで、
ぜひおぼえておきたい、いつか泊まりたい、
と思ったホテルをリストアップしておきます。
もし、ロンドンに来る機会があれば、
参考にしてみてくださいね。

Kensington Rooms
潔くて、いいと思う。お手ごろ価格。

The Zetter
日本の雑誌、Casaでも紹介されたみたいです。

Number Sixteen
異国のかわいらしい雰囲気がすきなら、この系列のホテルはおすすめ。

One Aldwych
きっといつか泊まってみせるわー。

5 Maddox Street
セレブ御用達らしいので、その仲間入りをしたい方に。

Metropolitan
デザインホテルの老舗らしい。

St.Martin's Lane
Sanderson
これは、なんだろう、宇宙っぽいよ。

来月、とまりにいくのが本当にたのしみー。
恋人とパリへ行くため、パリのホテルもリサーチしたので、
次回はパリ編のホテルリストをお届けします。

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学生ビザは、いるかどうか。

今日は、学生ビザとアルバイトのことについて、説明しましょう。

イギリスは、6ヶ月以内の滞在ならば、
ビザを取得しなくとも入国できます。
わたしは12週間しか学校を申し込まなかったので、
ビザを申請しませんでした。
エージェントのひとも、いらない、って言ってたしね。

確かに、ビザがなくても問題はなかったんですが。
でも、学生ビザがあれば、
週に20時間のアルバイトが可能なのです。
もし、ロンドンで働いてみたい!
っていう希望があるのなら、
学生ビザ、必須です。

フルタイムの大学などを除いて、
だいたいの語学学校は、
授業が週に15時間から20時間くらいです。
つまり、1日あたりの授業時間は、
3時間もしくは4時間ってことになります。
たとえば、午前中のクラスを申し込めば、
午後はまるまるフリーってことです。

その午後の時間をどう使うか、というのは、
とても重要になってきます。
語学習得+αの目的がなければ、
時間を持て余してしまうのです。

そのままぼんやり過ごすひともいれば、
語学学校をかけもちするひともいれば、
アルバイトをするひともいれば、
わたしのようにうろうろうごきまわるひともいます。

わたしはお店やさんとして、すてきなものを探すため、
いろんなお店やマーケットをまわりつつ、
ロンドンを知り尽くすために、
ガイドブックに載っている観光スポットをめぐりまくりました。
ロンドン市内なら、どこでもひとりで行けるようになったし、
マーケットには詳しくなったつもりです。

そんなわたしの例はさておき。
ロンドンは、物価が恐ろしく高い街なので、
クラスメイトはほとんどがアルバイトをしています。
ウェイトレスやウェイターが多いみたいです。
でも、お家からすごく遠かったり、
週に20時間以上の労働を強いられたり、
お給料がイギリスの最低賃金以下だったりと、
苦労話をよく聞きますが、
まかないのごはんつきだったり、
アルバイト先で恋が芽生えていたりと、
たのしそうな話もよくききます。

とにかく、語学学校に申し込んだら、
その授業時間をチェックして、
それ以外の時間をどのように使うのか、
というところも、じっくり考えてみてください。
そして、もしもアルバイトに興味があるのなら、
学生ビザに挑戦してみましょう。

2

あいさつのチュゥ。

語学学校には、いろんな国からたくさんのひとたちが来ている。

そのなかでも、韓国やタイなどのアジア系のひととは、
比較的なかよくなりやすい。
彼らは日本に近い文化、習慣を持っているからだ。
見た目も近いしね。

だけど、せっかくヨーロッパに来てるんだから、
ヨーロッパのひととも話したいじゃないか。
でも、彼らはからだもでかいし、超積極的。
偏見だと言われても仕方がないけれど、
わたしはヨーロッパのひとたちと話すのが怖かった。
彼らはいつも胸の谷間や腰、
もしくは腹を露出した服装でやってきて、
学校のいたるところでディープなチュゥをしている。
日本では「えぇ?!」っていう行為も、
彼らにとっては当たり前なのだ。

ある日、クラスメイトだったイタリア人ジュゼッペが、
コースを終えて、イタリアに帰ることになった。
彼は、20歳くらいの、かなり若い男の子だった。
「今日でお別れだよ。あいさつのキスは?」
と言われた。

……。
だって、日本にそういう習慣ないからさ。
あいさつだっていうのはわかってるけど、
くちじゃなくて、頬にするもんだってわかってるけど、、
すきでもない男にチュゥをするなんて、いやだーー。
気に入ってるひとには大バーゲンなくせに、
そうでないひとにはスーパーガード、という、
自己都合主義のわたしは、
「いやいや、ごめん、ちょっとできないよ。」と言うと、
彼、何て言ったと思う?

「あぁ、きみは、ぼくのことをとっても悲しくさせたよー。」

…苦笑い以外のリアクションを、思いつきませんでした。
悲しくさせて、ごめん、ジュゼッペ。
でも、できなかったよ…。

まわりの日本人に、あいさつのチュゥについて問うと、
「郷に入ったら郷に従え」
というもっともなご意見をいただきました。
そのとおりでござる。
でも、ハグすらためらうわたしは、
チュゥなんて克服できるんだろうか。
克服すべき?やっぱり?

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レ・ミゼラブル。

ロンドンでの毎日の服装は、
コンバースのスニーカーとジーンズに、
ユニクロのTシャツを着て、H&Mのパーカーをはおっています。
がんがん洗える服ばっかり着てます。

日本にいたとき、
「女はヒールの靴をはかなくてはいけない」
ということと、
「女はTシャツなんぞ着てはいけない」
というのが、わたしの持論だったんですが、
ロンドンではそんなこと言ってられません。

だけど、さすがにいやんなっちゃったので、
先日、Oxford CircusのMANGOで、
キャミソールとニットを買いました。
ZARAで購入した白いサンダルをはいて、
久々にまともな格好をしたら、
街のひとたちの反応がちがったので、びっくり。

久々におしゃれをして、気分がよかったので、
衝動的にミュージカルを見に行くことにしました。

ロンドンでは、毎日たくさんの舞台が上演されています。
ミュージカルだけじゃなくて、ふつうの演劇や、
トークショーなどもあります。

チケットの入手方法は、いたって簡単です。
ネットで予約するか、
チケットショップで購入するかのどちらかがメジャーな方法です。

インターネットで予約すれば、
定価で購入しなくてはなりませんが、
見たい演目を、見たい日に、希望通りに見ることができます。
人気の公演をいい席で見るには、50ポンドは覚悟しなくてはなりません。

チケットショップのメリットは、
定価の半額、など、かなりお安い値段で購入ができることです。
平日ならば、だいたい空席があるはずです。

シアター及びチケットショップは、
レスタースクエアのまわりに多くあります。
それぞれのお店によって、価格は異なるようです。
いくつか、価格をチェックしてみるとよいでしょう。
ただし、あやしいお店もあるみたいなので、要注意。
わたしは今回時間がなかったので、
「OFFICIAL」と書いてあるチケットセンターにて、
レ・ミゼラブル」の最安チケットを購入。
前回「マイ・フェア・レディ」を見て、
せりふが多く、理解できなかったことを反省したので、
今回は、歌が中心のこちらをセレクト。
3階席、21.5ポンドでしたが、まあ、満足です。
俳優さんたちの顔ははっきりとは見えませんでしたが、
表情は、わかる。
想像していたよりも近かったです。
ただ、両脇を、かなり体格のよい人々にはさまれたのがつらかった。
どっちも席からはみだしてくるからさー、
わたしは身動きがとれず、いらいらしました。
小さいことは、美徳だと思う。

このミュージカル、全編、歌です。
せりふが全部歌です。
やっぱりストーリーは理解できず。
むー。リスニング力の強化が急務ですね、わたし。
ほかの観客たちは、けっこう笑ってましたが、
笑いどころ、まったくわからず。
ついていけませんでした。

音楽は、なかなかによかったと思います。
途中ジャン・バルジャンが歌う曲で、
ものすごい高音を、細く細く歌うものがあったのですが、
男のひとの声をこんなにきれいにきかせるメロディがあるなんてー、
と、ひきこまれてしまいました。

あと、男のひとがメインに立ち回るので、
迫力は満点です。
動きが大きくて、ダイナミックですよ、男のひとは。

セットもおもしろかった。
舞台の床そのものが回転するようになっていて、
その上を俳優さんたちが走り回る。
舞台を狭く感じさせない演出に感心。

ただ、劇団四季のミュージカルを見慣れているわたしとしては、
やはりダンスがないと物足りなく感じてしまう。
これは、ひたすら歌のみなので、
「ダンスはないのかしらー」と思ってしまいました。

休憩を含め、3時間の舞台でしたが、
初めから最後までかなり集中していたので、
まったく長く感じませんでしたー。
開演前、席についている時間も、
休憩中も、終わったあとも、ずーっと、
ものすごくいい気分でした。
日本に帰ったら、定期的に見に行くようにしよう。

今後、「オペラ座の怪人」を友人と、
Chicago」を恋人と見に行く予定です。
たのしみー。

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国会議事堂とビッグベン。

国会議事堂、ビッグベンに行ってみました。
ロンドンの観光地として、あまりにも有名ですね。
夏のあいだのみ(7月31日から10月3日まで)
建物の内部を見学することができます。
これは見ておかないと。
見学するには、事前に予約をしなくてはならないので、
学校のツアーを申し込みました。

中に入るには、空港と同じように、
セキュリティチェックを受けなくてはなりません。
そのため、入場にかなりの時間がかかります。
待っているあいだ、クラスメイトたちとともに
写真を撮りまくる。

parliament.jpg  CIMG1808.jpg  CIMG1810.jpg

やっとのことで中に入ると、
大体20人くらいのグループに分かれます。
それぞれのグループにひとり、ガイドさんがついて、
お部屋が何に使われているか、とか、
そのお部屋の歴史などをおしえてくれます。

CIMG1801.jpg

ただし、すべて英語です。
すごくクリアに、ゆっくり話してくれるんですが、
あまり理解できず…。悲しい。

国会議事堂の内部は、外側とはくらべものにならないほど、
美しく、荘厳かつゴージャス!
とってもすてきでしたーー。
写真撮影禁止だったので、
みなさんに写真をお見せできず、残念。
でも、最後の方、こっそりと撮ってきました。

CIMG1807.jpg  CIMG1806.jpg

これはただの通路です。
お部屋は、もっと、もっとすばらしいです。
日本の国会議事堂もとてもすきなのですが、
内部、外観ともに、こっちのほうがすばらしかったー。
入場料は高いですが、でも、見る価値はあります。
ぜひ行ってみてくださいね。

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遠くはなれててもね。

ロンドンでの数少ない友人のうちのひとり、
台湾人のニッキーが、一時帰国することになった。
彼女には、こちらに来たばかりのころ、
いろんなことをおしえてもらった。
彼女がいなかったら、
わたしの生活は、全然ちがったものになっていたと思う。

スーツケースを2個持っていくというので、
ヒースロー空港までお見送りに行くことにした。
来月恋人が来たときに、
スムーズにお迎えできるようにしておかなくちゃいけないし。

ZONE2のEarl's Courtから、ヒースロー空港までは、
TUBEのピカデリーラインを使うのが、いちばん安い。
大体45分くらい。
荷物が多くて、TUBEがつらいならば、
ミニキャブを使う、という手段もあります。
ただし、こちらは30ポンド弱を見込んでおいたほうがよいです。
(ちなみに、Earl's Courtからの予算であって、
 ほかの地区からだともっと高くなるかもしれません。)

彼女がロンドンに戻ってくるのと、
わたしが帰国するタイミングが、
ちょうど同じくらいなので、
もう、ロンドンで会えないかもしれない。
買い付けておいたもののなかから、
ドリンクボトルをプレゼントした。
彼女は、
「わたしはうさぎに何もプレゼント用意してないよー。」
と言っていたのに、
わたしにカードを書いてくれていた。
そっちの方が、物よりもよっぽど貴重だよ。

日本人じゃないひとから、日本語のカードをもらうのは、
なんとなく不思議なかんじがしましたけれど、
日本人よりもちゃんとした漢字を使って書かれていました。
そのなかで、
「自分のことだけではなく、
 ほかのひとのことを先に考えてくれましたね。
 すごくやさしかったです。」
と書いてあった。

わたしは、自分のことをやさしいと思ったことがない。
心がない、とか、やさしくない、とか、
言われてきたし、
「やさしい人間」になることをあきらめていたのですが、
そう言われると、まだ可能性があるのかもしれない、
と思いなおしました。
あきらめるのは、まだ早いかな、と。

なじられるよりも、認められる方が、
モチベーションがアップしますね。
いまのわたしに必要なことばだったなと思いました。

最後に、
「遠く離れてもあなたの幸せを祈っています」
と書いてあって、
「何が何でも幸せにならなくては」
と思ってしまった。

今までにもらったなかで、
いちばん「がつん」ときた手紙でした。
わたしもこれからは、まめに手紙を書くことにしよう。

CIMG2421.jpg

これはニッキーの住んでいたお家の庭に咲いていたバラ。
しばらく、このバラともお別れ。

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Cath Kidston

Cath Kidstonは、イギリスのブランドです。
だから、ロンドンには、たくさんの店舗があります。

CIMG2027.jpg

めちゃくちゃかわいいんだけど、
ユナイテッドアローズなどで売っているものは、
高すぎて、手が届かないので、
今まで何も買えずにいました。

でも、こちらでは、半額くらいの値段で買えます。
しかも、たまにセールをしてたりするし、
アウトレットもあるので、
さらに安く買えることもあります。
もーう、うれしくて、しょっちゅうのぞいています。

こちらでは、安いうえに、品揃えも豊富です。
かばんだけではなく、
食器、エプロンなどのキッチン用品、
タオルや、カバーなどのリネン類もたくさんあります。
どれもこれも、本当にかわいくって、
まさに夢の世界です。
帰国前にいろいろ買っていこうと思っています。

もし、何かほしいものがありましたら、
リクエスト受け付けます。
帰国後のお渡しなら、送料が安くなりますし、
すぐにほしい方には、ロンドンから発送します。
ウェブサイト
に商品の写真がありますので、
メールやコメントなどで、リクエストくださいな。

2

日本人でしたよね?

電話をするうえで、わたしなりのルールがありまして。

「男から電話を切ってはいけない」

っていう。
電話を切るのが早いひとが、わたしはすきじゃない。
失礼じゃないか。
せめて、一拍か二拍の間がほしい。
っていうか、突然置き去りにしないでほしい。

恋人も、以前はわりと早く電話を切るタイプの男だったが、
わたしがこのルールを主張して以来、
決して彼から電話を切らなくなった。
わたしが電話を切るまで、ずーっと、ずーーーっと、待っている。
それがおもしろいので、わたしはずーっと、ずーーーっと、
待っているかどうか、試してしまう。

今日、電話を切ろうとして、
「それじゃあねー、ばいばーい。」
と言うと、彼は、

「ばいばい。ナマステ。ナマステ。」

と言っていた。本気で。冗談とかじゃなくて。

「なにそれ!?」
と言うと、彼は無意識にそれを口にしていたらしく、
「なんか、考えてたことが口から出ちゃった。」
と言って、本人も困惑していたので、
ますます謎は深まった。

一体何を考えていたのだろうか。
っていうか、無意識に「ナマステ」って、
恋人はインド人だったのか!!
そういわれれば、インド人に見えなくもないな。

いや、でもさ、突然本気で「ナマステ」って言われたら、
ふつうに困るよ。
彼は、前世はインド人だったのかもしれないわね。

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ノッティングヒルカーニバル。

ロンドンのノッティングヒル、というところで、
8月の最後の週末にカーニバルが行われます。
大勢のひとたちが、色とりどりのコスチュームに身を包み、
踊りまくる、というもの。

わたしはこちらに来るまで、このカーニバルの存在を
まったく知らなかったのですが、
このカーニバル、
なんでもヨーロッパで最も大きなカーニバルなのだそうです。
今年は、26日と27日に行われたんですが、
わたし、両日ともに、別々の友人と見に行きました。
そう言うと、みんなに、
「どんだけお祭り好きなんだ」
みたいな顔をされたので、とても満足です。はい。

結論から言いますと、
このカーニバル、わたしにとっては、かなりおもしろかったです。
音楽がすきなら、おどりがすきなら、クラブがすきなら、
ぜひぜひ行っていただきたいです。
だって、ノッティングヒルの街全体がクラブになるんだよー。
駅を閉鎖し、道路を封鎖して、
住宅街のど真ん中で、大音量のレゲエが鳴り響き、
人々が道路にぎゅうぎゅうになって踊りまくっているのだよ。
これは、世界最大のクラブだ、と思いましたねー。

さて。
どれだけ大きいカーニバルかというと。
こんなかんじです。

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果てしなく広がる、ひとの海です。
これだけのひとがいれば、危ないので、警察も馬に乗ってたり、
壁になってたりします。

CIMG2245.jpg     CIMG2390.jpg

そして、メインストリートは、大音量の音楽であふれる。
まず最初にDJたちと、
巨大なスピーカーを乗せたトラックがやってくる。
本場の黒人DJは、やっぱかっこよかったな、
見た目だけじゃなくてさ。

CIMG2311.jpg  CIMG2253.jpg

そのうしろに、ダンサーが続く。
こどもやら、大人やら、みんな、ド派手な衣装でおどりまくる。

CIMG2284.jpg   CIMG2396.jpg

どう見ても重いだろうに、
こういうひとたちも、ずーっと踊り続けている。
あっぱれ。

CIMG2401.jpg  CIMG2392.jpg  CIMG2344.jpg


左は、スチールドラム満載のトラック。
すっごくいい音色だったー。
右と下は、セクシーダンスを踊りまくる
セクシーレディ&メンズ。

CIMG2341.jpg  CIMG2366.jpg

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観客たちも、後について、みんなおどりまくる。
ふつうのお家の前に、ステージができて、そこでDJが叫び、
みんなおどりまくる。
道路にはごみが山盛り。
心臓に直接響くほどの爆音。
日本じゃありえないお祭りさわぎ。
たのしすぎて、わくわくしました。
ムービーとってきたので、
帰国後、直接会えたひとには見せてさしあげましょう。

でも、スペイン人のクラスメイトにきいたら、
スペインのカーニバルの方がすごいってー。
これよりすごいって、どんなん?

本日のMVPは、時計おじさん。
全身を時計だらけにしているの。

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かわいいなあ。

もし、8月下旬にロンドンに行く機会があれば、
おどりや音楽がすきならば、
そして、ものすごい人ごみが大丈夫ならば、
ぜひぜひ、ノッティングヒルのカーニバルをおためしあれ。

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お買い物どころ。スーパー編。

わたしはスーパーに行くのがだいすき。
もう、「生活」そのものじゃないですか。
日本とイギリスの食文化のちがいを直に感じられるので、
とてもたのしい。

ロンドン周辺には、いろいろなスーパーマーケットがあるのですが、
そのお店によって、特徴が全然ちがう。
イギリスは、あまり食べ物のおいしいところではないのでね、
おいしいものを売っているところとそうでないところがあるし、
価格帯も全然ちがってきます。

わたしが頻繁に通っているのが、
Sainsbury'sTesco、そして、MARKS&SPENSER
あと、たまにIcelandにも行きます。

Sains buryは、とにかく安いです。
でも、プライベートブランドの商品は、
安いだけあって、あんまりおいしくないー。
以前、冷凍食品のパスタを買ってみたら、
トマトソースの色はついているのに、全然味がしなくて、
ケチャップかけないと食べられなかった、
ということがありましたよ…。
でも、全体的にほかのスーパーよりも安く売っていることが多いので、
いちばんよく行きます。

Tescoも安くてまあまあなスーパーです。
ここは、営業時間が長いのがいい。
ロンドンのお店は、日曜の営業時間が異常に短い
(12時くらいから、17時くらいまで)のですが、
ここは、日曜、早朝、夜遅く、など、
営業時間を気にせず、コンビニ感覚で行けるのがいい。
24時間営業のTescoもあります。
ちなみに、ここのPBのクッキーは、とてもおいしくておきにいり。

MARKS&SPENSORは、わたしがいちばん信頼しているスーパー。
ここで扱っているものは、多くがPBなのですが、
どれもが美味。
おやつはいつもここで購入します。
サンドイッチもおいしかったなー。
ミクシィのコミュニティに参加したところ、
ここの「スイスチョコレート」がおいしいとのこと。
試してみると、極上の味でしたー。
チョコレートがないと生きていけないほどのわたしを、
かなり満足させてくれたチョコレートです。
全体的に、お値段はやや高めなのですが、この品質ならOK。
あと、パッケージやロゴや店内のデザインもかなり気に入っています。
なんとかこの価格差を乗り越えて、
日本に上陸していただきたい。
1店舗くらい日本に持ち帰りたいわ。

ほかにもいくつかのスーパーがあります。
いろいろくらべてみてくださいね。

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太ってしまいました。

こっちにきてから、太りました。
特に、顔が。
もう、だれが見てもはっきりとわかるほどに太りました。
ホストマザーのカーマンにも、
「うさぎ、ふとったんじゃない?」
と言われたし、
恋人とスカイプしたときも、
「うさぎ、ふとったんじゃない?」
と、たいそうたのしそうに笑ってました。

まあ、やせたくはないので、べつにいいんだけどさ。
でも、わたしの顔を見て、笑った恋人が憎い。

今までは、ダイエットなんてしなくても、
まったく運動してなくても、
毎夜チョコレートをばか食いしても、
なぜか体重はすこしづつ減っていたんです。
やせてたわけではないけどさ。

でも、ロンドンにきてからは、
日本にいたときよりもかなりたくさん歩いているし、
おやつは以前ほど食べていないのに、なぜ。

ずっと考えていたのですが、
やっと理由がわかりました。
それは、
「ストレスが減ったから」。
今は仕事をしていないので、
すべてが自分のための時間なのですよ。
いろいろ悩んでいることはあるけれど、
とりあえず、自分のしたいことだけをしているので、
ストレスは激減。
だから、持病の偏頭痛も回数が減った。

仕事によって、ここまで自分を萎縮させていたのか、
と、思ったら、
日本に帰るのがすこしこわくなりました。

とりあえず、自分のほっぺたが、
以前よりも弾力性を増しており、
それを確かめるために、
無意識に顔に手をやる癖がついてしまったのを治したい。

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ヒイラギのドリンクボトル。

先日、お店やさん宣言をしたんですが。

わたし、今現在ロンドンにいるため、
Yahooオークションでの出品が不可能であることが判明しました。

…………。

というわけで、ふてくされている時間もないので、
このブログで、わたしがみつけたものを紹介していきます。
興味がある方は、右記のアドレスにメールをくださるか、
コメントで連絡をください。

ひとつめのロンドンの雑貨は、
ヒイラギと木の実の柄のドリンクボトルです。

CIMG2149.jpg   CIMG2161.jpg

全体   高さ24.5cm 直径7㎝
キャップ 高さ5㎝ 直径6.5㎝
本体の口 直径4.7㎝
容量   500ml

いつも飲みものを持ち歩いているので、
日本にいたときから、かわいいボトルを探しつづけていました。
でも、雑貨屋さんには、こういうのはなかなか売っていないし、
大型スーパーなどに売っているものは、
とても味気ないものばかり。
毎日持ち歩くものなのに、どうしてかわいいものがないのかしら!
と悶々としていました。

だから、これに出会ったときは、とてもうれしかった。
まさにわたしの理想そのものでしたから。

ヒイラギのはっぱと赤い木の実の写真が、
外側全体にプリントされています。
少し大きめな、たっぷりサイズです。

飲み物を注ぐときは、内側のふたの中央のボタンを押します。

CIMG2156.jpg

キャップの内側は、黒です。
プリントはありません。
厚さは3mmほどで、しっかりしたつくりです。

CIMG2158.jpg

以前、日本で使っていたものは、
このキャップ部分がプラスチックだったので、
すぐに壊れてしまい、お蔵入りになってしまったんですが、
これならそんなことにはなりません。

口の部分は広めで、大きめの氷なども入ります。

CIMG2115.jpg

このほかに、マーガレットの柄もあります。

このように写真がプリントされているものは、
わたしは日本で見たことがありません。
外国製品ならでは、のデザインです。
色合いも落ち着いていて、派手すぎないので、
年齢を問わず、気に入ってもらえると思います。

価格は、ロンドンから日本への送料込みで、
5000円くらいで、と考えているんですが、
できるかぎり、ご相談に応じます。

質問、ご意見、ご感想、ひやかし、などなど、
コメントもしくはメールをください。

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みさとで日本食。

丸一日観光をたのしんだわたしとジップは、
そりゃあもう、はらぺこですよ。

ジップが、
「チャイナタウンの近くに、日本食レストランがあるよ」
とおしえてくれたので、
ロンドンで初めて、日本食にトライしてみた。

その名も「みさと」。
チャイナタウンのはずれにあります。
この日は日曜だったし、
ちょうどばんごはんの時間だったので、
お店の入り口付近には行列がー。
人気のあるお店なのねー。

CIMG1771.jpg

待つこと20分くらいで、席につくことができた。
メニューを開いて、行列に納得。
ロンドンにしては高くないし、日本の定食やさんみたいなかんじ。
5ポンドくらいで、ごはんが食べられます。
わたしは、照り焼きチキンごはんを、
ジップは、天ざるそばをオーダー。

CIMG1769.jpg

食事が運ばれてきて、そのボリュームに驚いた。
大盛りだー。
もう、見るからに全部食べきれないとわかった。
たくさん食べたい男のひとには、ちょうどいいかもしれないけどさ。

これは当然のことなのですが、
日本食、と言っても、日本のそれとは、味がちがうのよね。
「まずい」というわけではないし、
そのちがいを説明できないのだけれど、
微妙に、味がちがうのだー。
きっと、イギリスの人々の口に合うよう、
アレンジされているのでしょう。
客観的に味わう日本の味は、なかなかに興味深いものです。

このとき、ロンドンで初めて日本のお米を食べたのですが、
久々に味わう日本米のやわらかさと甘みに感激しました。
ほかの国のお米とは全然ちがうよーーー。
ジップに、しつこいほど
「つれてきてくれてありがとう。」
と言い続けたほどに感動しました。
無意識に日本食が恋しかったようだ。
やっぱり日本ほど食べ物のおいしい国はないのだ、
と再認識。

せっかくロンドンにいるのに、日本食?
と思ってましたが、
やはり、それはあくまでも「ロンドンの日本食」なのであり、
そのちがいを試してみるのも、ひとつの「観光」です。
「みさと」は、ほかの日本食レストランよりもお手ごろ価格ですので、
ぜひおためしあれ。

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タワーブリッジ

トラファルガースクエアを満喫した後、
バスにて、タワーブリッジへ向かう。
この日は、めずらしく、とても暑い日。
バスに乗るのは、なかなかにハードです。

基本的に気温の低いロンドンには、
交通機関にエアコンがついていない。
バスは、窓から外の空気を取り入れることができ、
まだましなのですが、
地下鉄TUBEは、エアコンありません。
しかも天井低いです。
夏のTUBEは、なかなかに息苦しいです。
ご注意を。

さて。
タワーブリッジに到着したよ。
やっぱりかっこいいねー。
これも、セントポール大聖堂と同様に、
5年前に来たときに見たのをはっきりと覚えてる。
あまりにもすてきだったから。

CIMG1727.jpg  CIMG1740.jpg

中に入ることもできるのですが、
これは、外から見たほうがきれいだわよ、
ということで、テムズ川のほとりをさんぽしながら、
タワーブリッジを見上げることに。
とってもすてきなおさんぽコースだ!

CIMG1756.jpg  CIMG1752.jpg

それにしても。
タワーブリッジとロンドン塔のまわりには、
近代的なガラスの建物が多かった。
歴史的建造物のすぐそばに、
こういった近代的建築が多いことは、
わたしにとって、とても興味深かった。
このロンドン東部は、デザインのいいビルが多い。
今度はそれを探しに来ることにしよう。

CIMG1763.jpg   CIMG1721.jpg

CIMG1725.jpg

帰宅後、北海道帯広市在住アメリカンの友人J氏に、
タワーブリッジの写真を送ったら、
「十勝大橋のほうが、きれい」
という返事がかえってきて、ああ、たしかに、そうかも、
とも思いましたけれど。

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トラファルガースクエア。

コベントガーデンのあとは、トラファルガースクエアへ向かう。

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これが、トラファルガースクエアのシンボル。
このタワーの足元には4匹のライオンがいます。
あの三越の正面玄関にいるあいつらです。

このライオン、よじのぼるには、ちょっと高い。
だって、わたしたち、おんなのこだもん。
でも、ライオンといっしょに写真を撮らなくちゃ、
せっかくここに来た意味がなくなっちゃうわ。
というわけで、なんとかよじのぼろうと、
ライオンさんにしがみついてみたものの、
超どんくさいわたしは、やはりのぼれず。

それを見かねたのか、アラブ系のおっさんが、
ライオンのところまでひっぱりあげてくれることになった。
わーい。
おっさん、見た目はこわいけど、いいひとじゃん。
ジップもこわがっていたが、
「来い、いいからあがってこい。」
と、おっさんと協力して、無理やりひっぱりあげた。
ありがとう、おっさん。
しかも、おっさんの息子と思われるおとこのこが、
写真を撮ってくれることに!
おっさんの家族、みんないいひとじゃん。
せっかくだから、いっしょに記念撮影。

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残念ながら、おっさんの国の名前はきいたことがなく、
どこのひとなのかわからなかった。
せっかくひっぱりあげてもらったのに、
そのひとの国を「知らない」だなんて、
わたしはなんて失礼な奴なんだろう。
世界中の国の名前を、英語で勉強しておかなくっちゃね。
日本の印象を悪くしてしまったかもしれぬ。
ごめんなさい、おっさん。

おっさんに別れを告げ、うろうろしていると、
なにやら人だかりができている。
何かしらー、と思っていたら、
なんと、ダンスのパフォーマンスが始まった!
しかも、ミュージカルみたいに超本格的。
無料で、広場で、こんなすてきなものを見られるなんてー、
と、ジップとわたしは大興奮ですよ。
セットはただの赤いじゅうたんだけでしたが、
衣装も、ダンスも、音楽もとてもすばらしくって、
はー、さすがはミュージカルの本場だわ、
とひたすら感心してしまいました。

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大満足なわたしたちは、つぎにタワーブリッジへと向かいます。
このつづきは、また明日。

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コベントガーデン

クラスメイトのタイ人、ジップというおんなのこが、
日曜日にデートをしてくれることになった。

彼女は22歳で、気が利くし、やさしいし、
好奇心が旺盛だし、
とても女の子らしいすてきな子です。
わたしとは、何もかもが正反対です。
彼女とは、日本人と同じ感覚で話ができます。
とても貴重なおともだちです。

コベントガーデンに行くには、
TUBEでコベントガーデン駅に向かい、
そこから歩くのが便利です。
でも、電車代をけちってバスに乗ったわたしたちは、
早速迷子になりました。

でも、この迷子がなかなかたのしくって、
コベントガーデン周辺の、
小さなお店たちをめぐることができました。
なかなかすてきな店が多くて、
わたしにとっては、思わぬ収穫でした。

小道で、こんなポスターを発見。

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スタジオジブリの映画「ゲド戦記」は、
現在ロンドンでも公開中です。

そして、さらに小道を進むと、
ピンクの壁のお家の向かいに黄色の壁のお家が。

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わたしね、日本にはもっと「色」が必要だと思うんです、
見ただけで元気になれるようなきれいな色が。
日本のものや洋服は、色がきれいなものが、とても少ない。
だから、こういう風景に出会うと、いいなー、と思います。

街並みを激写するジップ。

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こちらは、ミュージカルの本場で、
コベントガーデンの周辺にはシアターがちらばっています。

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シカゴに出演する俳優さん。超美人。
ポスター見てるだけでどきどきします。
絶対に会いに行くわ、彼に。

そんなかんじで、うろうろしていたら、
やっとコベントガーデンにつきましたー。

コベントガーデンは、マーケットがメインなんですが、
そのまわりには、たっくさんの大道芸人が!!
日本ではあまり見かけないし、
みんなものすごく本格的に芸達者なので、
ひきこまれずにはいられませんでした。

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彼は、全身をシルバーに塗りたくり、
銅像になりきっています。
動きや音も、人間ばなれしていて、すごかった。

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ちょっと写真が見にくいのですが、
この彼は、顔がないんです。
帽子とめがねが宙に浮いてるんです。
どうなってるのかしら!

本日のMVPは、このおっさん。

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すっごく長い一輪車に乗りながら、
ジャグリングしてます。
ありえない高さです。
こんなのどうやって練習するんでしょうか。
近くで見たら、怖い。

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あと、このギター侍は、なかなかいい音出してました。

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声もよかったし、歌もうまかったです。
途中で、スペイン系と思われる学生の集団が乱入すると、
彼は、スペイン語で話しかけ、
スペインのものであろうを弾き語りし始めた。
学生集団は大盛り上がりですよ。
すごいアドリブ。これぞ、パフォーマンスの真髄だ。
日本の駅前にいるギター難民とはレベルがちがう。

いろんなパフォーマンスをたのしんだ後は、
マーケットをひやかす。
やっぱり、観光客向けなので、お値段は高め。
でも、このキャンドルは、色がとってもきれいで、
ちょっとほしくなっちゃった。

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外には、メリーゴーランドが。

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もうなんでもありってかんじですね。
全体的に金色で、ぴかぴかしてました。

さて、わたしたちはこのあとトラファルガー広場へ向かいます。
この続きは、またあした。

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ロンドンの記述について。

こちらでは、ホームステイ先で、
自分のパソコンをインターネットにつなぐことができないので、
ブログを書くのにも、なかなか苦労しています。
でも、どうしても継続したい理由が2つあります。

1つめは、ここにいられるのはほんの短い期間だし、
せっかく大金をかけて滞在しているので、
この経験を忘れないよう、
できるだけ細かく、多くのことを残しておきたいと思っているのです。

2つめは、これからロンドンに来るひとたちのためです。

わたしがロンドンに来ようと思ったとき、
いろんな情報を集めるのに苦労したし、
実際に来てみて、
「こっちに来る前に知っておきたかったわー」
ということもたくさんありました。
だから、これからロンドンに来ようと思ったひとが、
ここで役立つ情報を見つけられるように、
なるべく詳しく、ロンドンのことを書くよう心がけています。

そして、ロンドンについてカテゴリを整理しました。

ロンドンに行くまでの準備については、
「How to get to London」に、
ロンドンでの生活情報については、
「London Life」に分類しています。
そのほかのカテゴリについては、名前のとおりです。

このほかにも、何かロンドンについて知りたいことがあれば、
わたしもいっしょにお調べしたいと思います。
貴重な時間を有意義に使うには、情報が必要不可欠ですからねー。

ロンドンの滞在も、なんとあと1ヶ月!!
こんなに時間が経つのが早いなんて、想像してませんでしたよ。
日本に帰りたいような、帰りたくないような、
複雑な気持ちの今日この頃です。

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OTAKU。

リビングでホストファザーのマイクとお茶を飲んでいたときのこと。

彼はわたしの学校の英語の先生なので、
いわば、英語のプロフェッショナルだ。
というわけで、
ものすごーーーく大きなサイズの辞書を持っていた。

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写真ではわかりにくいのが残念なのだが、
ソファをひとり分占有するほどの大きさだ!
日本の広辞苑よりも、でかい。
百科事典並みです。

すると、突然、マイクが、
「おー、OTAKUって、確か、日本語だったよね。」
と言う。
その発音が、あまりにも英語的だったので、
最初は何のことだかわからなかった。

ふしぎそうな顔をしているわたしに、
マイクは辞書を開いて見せてくれた。

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そこには、
「パソコンなどの技術に長けているひとで…なんとかかんとか」
って書いてある!
おおおーー、そういう意味での「おたく」っていう言葉が、
もはや、英語になっているんだねーーーー。
津波、カラオケ、くらいしか知らなかったけれど、
オタクも英語になっちゃったんだ。
すごいねー、日本のおたくって、世界標準になってしまったのね!
わたしはいたく感動しました。

ただ、ものすごくおもしろかったのは、
正統派ブリティッシュのマイクが、
正真正銘の正確な英語的発音で、
「オタァクゥ」
と言ったことで、
わたしはそれがものすごくつぼにはまり、
失礼なほどに笑い続けてしまった。

とにかく。
新たな日本文化の一面を垣間見た瞬間でした。

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お店やさん、はじめます。

大学3年生で就職活動を始めてから、もうずっと長いこと、
どうやって、自分の社会的価値を表現すべきなのか、
考えつづけていました。

まわりのひとたちが、次々と自分のやりたいことをみつけ、
そのひとたちにしかできない仕事や、
社会に必要不可欠な仕事をしているのを見て、
うらやましく思いながら、すごく焦っていました。

とりあえず、自分のできることをみつけるために、
興味のあることには何でも挑戦しました。
たくさん本を読みあさり、いろんなところに出かけ、
たくさんの習い事をして、引越しもしたし、転職もしました。
視野を広げ、知識を蓄積するため、必死でした。
そしたら、ちょっとずつ「かぎ」がみつかっていきました。

1つめのかぎは、美輪明宏の本に出会ったことでした。
このひとの本を読んで、わたしのライフワークは、
美しく、デザインがよく、質のよいものを身の回りに集めることと、
それらがもたらすしあわせを、たくさんのひとに伝えること、
に決まりました。

2つめのかぎは、同僚だったたえちゃんの実家に遊びに行ったことでした。
たえちゃんのおとうさんは成功者で、
「お金は、自分に投資するために使うものなのだよ。」
とおしえてくれました。
そのときも漠然と海外に住みたいと思っていましたが、
いま、こうやってちゃんと実現しているのは、
たえちゃんのおとうさんのおかげです。
島根への旅は、最高のお土産をくれました。

3つめのかぎは、いとこのむらさきさんと、
帯広のファミレスでおしゃべりしたことでした。
そこで、ふたりで、
「ほしいのに、売ってないもの」
の話をしていたら、ものすごく、ものすごくたのしかった。
世の中にはこんなにお店があふれているのに、
どうして自分のほしいものはなかなか売ってないんだろう、
と疑問に思って、それを恋人に話したら、
「自分でお店つくればいいじゃん」
と言われて、じゃあ、お店やさんになろう、と思いました。

それで、わたしだけのお店やさんをつくるために、
自分のできることを組み合わせてみました。

英語をすこし使える。
世界中を飛びまわるためには労を惜しまない。
ガラス雑貨屋さんで3年働いた。
デパートで1年働き、商品、売上、顧客のデータ管理をした。
自分のHPとブログを何年間も継続してきた。

というわけで、
ネットで輸入雑貨屋さんをすることに決めました。

そして、英語で交渉したり、お買い物する力をつけるため、
デザインの美しいものをさがすために、
「自分への投資」として、
わたしはいま、こうしてロンドンに来て、
午前中は語学学校に通って英語を勉強し、
午後は、マーケットやお店を見てまわっています。

ロンドンに来て、1ヵ月半、
これまで、学校と英語と海外での生活に慣れることで精一杯でしたが、
だいぶ落ち着いてきたので、そろそろ買い付けを始めます。

まだ具体的にどんなことをしたらいいのか、全然わからないし、
初めから本格的なお店らしいことをできるわけではありません。
自分の行動力だけを信じて、自分なりにできることを、
少しづつ、やってみようと思います。
iwasakiさんにお会いしたとき、
「10年思い続けていれば、ちゃんと実現するよ。」
と、おしえてもらったので、焦らず、気長にね。
何しろ小心者ですから、鋭いつっこみよりも、
あたたかく見守っていただけるとうれしいです。

今後、わたしの独断と偏見で選んだ品々をアップしていきますが、
それと同時に、
「こういうものがほしい」
「これを買ってきてほしい」
というようなリクエストにも答えられたらと思っています。
コメントやメールでお寄せいただければ、
ご期待に沿えるよう努力させていただきます。

ちなみに、このブログは今まで通り、日記メインで進行しますので、
「輸入雑貨なんて、べつに興味ないわよ」
という方も、今までどおり、見に来てくださいね。

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