縁。
先日、美輪明宏が、ある番組に出演していて、
そこで、興味深い話をしていました。
「縁があるひととは、何があってもどんなにけんかしても必然的に結ばれる。
逆に、縁がないひととは、どうしてもうまくいかなくなってしまうもの。
そういうふうにできている。」
ざっくりと要約したので、ことばはちがいますけれど、
大体こんなかんじの主旨のことをおっしゃっていました。
本当にそうだなあ、とつくづく実感しました。
「縁」という文字には、いろいろな読み方があります。
えん。
ゆかり。
えにし。
昔の日本のひとたちは、この縁というものについて、
とてもたいせつにしていたんだろうなと思います。
確かに、縁というのは、とてもふしぎなものです。
目に見えない糸で結ばれていたり、
前世から何らかのつながりがあったり、
きっと、わたしたちには見えない力で
ひととひとは結ばれているんじゃないかしら、
と思わされるような出来事がたくさんあります。
たとえば。
いまの恋人とは、こうなることは絶対にないと思っていた。
本当に、お互いにまったく興味がなかったのだ。
どうしてこんなことになったのか、いまだにお互いによくわからない。
そういうことになってからも、
わたしが帯広に帰ってきたら、別れるものなのだと思っていたのに、
遠ざかってから1年が経っても、そういう気配がない。
もちろん、その間に山も谷もあるのだけれど、
いつもなぜか、ちゃんとトンネルがあったり、橋が渡してあったりして、
必ず道がつながっていた。ふしぎ。
そして。
恋人とは逆に、
お互いにすきなのに、
何度めぐり合っても、どうしてもうまくいかないひともいる。
そのひととは、数年間の間に3回もそういう期間があって、
確実に気持ちも通じ合っていたのだけれど、
別なひととつきあうことになってしまったり、仕事のことがあったりして、
どうしてもうまくいかなかった。
これも、とてもふしぎ。
それから。
いつも行く飲み屋さんとの出会いもふしぎ。
ここに通っていたから、わたしはいままで、
日本脱出の夢を見続けることができたんだろうと思う。
お店のひとも、
「いままでこういうひとに会ったことがない。
お互いにちょうどバランスが取れているんだろうね」
と言ってくれていて、
彼女たちはわたしと話すことをとてもたのしいと言ってくれる。
ここに来ることで、わたしは自分の世界を広げられていると感じる。
あらためてこうやって整理すると、ほんとうにふしぎ。
みんなにも、必ずそういう経験や思い出、あるでしょ?
運命はあらかじめ決められているものだと思いたくはないけれど、
でも、ある程度、自分の道はだれかが導いてくれるもの、
もしくは、自分の潜在意識が呼び起こすものなのかもしれないなあと思う。
だから、もがいても、焦ってもしかたがなくって、
マイペースに流されるのもいいのかもなあ、
と、常にものすごく焦っている自分に言い聞かせてみる。
というわけで、ついにゴールデンウィークの到来ですね。
わたしのGWは仕事か恋人と遊ぶか仕事なので、
ブログをすこしだけおやすみします。
終わったら、みなさまのところに鬼のようにコメントしに行きます。いひひ。