貿易実務検定の勉強。
昨日に引き続き、貿易実務検定のこと。
今日は、どうやって勉強すればよいかを書いておきます。
まずは、貿易の流れを完璧に理解することが第一歩です。
貿易には、輸出者、輸入者のほかに、
通関業者、保険会社、銀行、税関、船会社、航空会社など、
たくさんのひとたちが関わってきます。
「とにかく複雑なんだなあ」
というのが、貿易のしくみを知ったときの感想でした。
貿易事務の仕事が決まってから、お仕事を始めるあいだに
わたしはこの本を読みました。
文字がすくないので、読むのがらくちんでした。
これと並行して、こちらも読みました。
海外とやりとりするわけですから、書類はすべて英語です。
しかも、専門用語がいろいろあるので、
貿易で使う英語をひととおり覚えようと思って、こちらを読みました。
英語の貿易用語は、「貿易英語」の科目だけでなく、
「貿易実務」の科目でも必要だと思います。
これらの本で、かんたんに知識を入れておいてから、
テキストでの勉強に入ります。
B級のテキストは、こちら。
C級は、勉強していないのでわからないけれど、
↓この本が読みやすかったし、過去問も載っています。
この本には、B級の解説と過去問もあるのですが、
B級の範囲を全然カバーできていないです。
まちがって、こちらを買って1度目のB級を受けましたが、歯が立たず、
上の貿易実務ハンドブックを買ったら、すぐに合格できました。
わたしの勉強方法ですが、通勤中に電車の中で、
ひたすら貿易実務ハンドブックを読みました。
内容を完全に理解するまでくりかえし読んで、
それでもわからない部分は、インターネットで調べました。
全部理解したら、チェック問題を、間違えなくなるまでくりかえしました。
そして、過去問を2回分単品で購入して、こちらも間違えなくなるまで、
何度もくりかえして解きました。
過去問は、こちらから購入できます。
貿易実務と、貿易マーケティングは、
そんなふうに、過去問とハンドブックをひたすら読んだだけです。
ハンドブックや過去問で解いたのと、同じ問題がいくつも試験に出るし、
何しろ、すべてマークシート方式なので、
ちゃんと勉強すれば、独学でも合格ラインの点数は取れます。
実務を未経験なら、スクールや通信講座を利用してもよいかも。
壁にぶつかったときに、おしえてもらえる手段を確保しておくのが、
挫折しないコツだと思うのです。
残りの1科目、「貿易英語」は、ある程度の英語力が必要です。
英語ができるなら、過去問を解いて、出題の傾向を把握すれば、
それで充分だと思います。
もし、英語が苦手なら、とにかく英語の長文読解力をつける必要があります。
こればっかりは、他の2科目のように、
「これさえやっときゃ大丈夫」
っていう方法がなく、短期間で身につけられるものではないかもしれません。
でも、リーディングのスキルは、他の試験にも応用できるので、
毎日英文を読むことをおすすめします。
わたしは、JAPAN TIMESを読み、
特に、ビジネスに関する記事については、細かく単語を調べて、
ボキャブラリーを増やすようにしています。
TOEICもそうですが、仕事に役立つ試験には、
やはり、ビジネスに関する単語が頻出します。
簡単な単語が、日常会話では使わないような意味で使用されることもあるので、
ニュース記事を読むと、新たな発見があるのです。
JAPAN TIMES のほかには、毎日新聞の英語版もいいかもしれません。
そうやって、リーディングの練習をしつつ、
貿易の専門用語のボキャブラリーを増やすことで、
徐々に読めるようになってくると思います。
学生のときとちがって、勉強したことを頭にインプットするまでに、
ものすごーく時間がかかって、いらいらすることも多かったけど、
合格したあとは、清々しい達成感を味わいました。
受かれば、すぐにいい仕事につけるわけではないけれど、
自分の自信につながります。
「わたし、ひととおり、知識はあるんだからー」
っていう。
興味があるなら、ぜひチャレンジすることをおすすめします。